SMWS ソサエティ 24.164 マッカラン 12y 2008年蒸留 62.7度のレビューです

ウイスキー

以前からソサエティのテイスティング会に参加している(そして記事にしている)と言っていますが、名古屋会場であるBarBARNSさんでは有料枠でバーに置いてあっても気軽に飲めないような金額帯のソサエティのボトルを多少なりとお安く量り売りしてくれている時が時々あります。以前黒ラベルのものでクライヌリッシュブラドノックベンリアックを記事としましたが、今回のこれは同じタイミングで購入したものの、入手難易度ゆえに長く放置していたものを、今回ようやっとという感じで飲みつつ記事にしています。
オフィシャルでは当然ながら売り切れていますが、記事は残っていますのでテイスティングノートと私的コメントを併記していこうと思います。

(テイスティングノート)
タイトル:Charming and entrancing / 可愛らしくて魅力的
わお!なんと驚くべき光沢のある、深い栗色。
[ノーズ]パステル・デ・ナタ、アーモンドのトゥイル、甘い唐辛子のピーナッツ、プラリネ、イチジク、プルーンの魅力的な香り。
[パレット]アフォガートのようにすっきりとして丸みのある味わいのバニラアイスクリームが熱いエスプレッソとアマレットのリベラルなショットで溺れている。ほんの一滴加水すると、天日干しのレーズン、ソルトキャラメル、トリークル、ラムレーズンアイスクリーム、フィニッシュにはカクテルのチョコレートヘーゼルナッツマティーニ。
2018年にオロロソバット樽からセレクトしたモルトを組み合わせ、異なる樽に戻して追熟。これはその中の一つ。

(私的コメント)
香り:嫌味じゃないシェリー樽の香り、濃いめのフルーツ、ちょっと刺激的な感じもあり
味:綺麗なシェリー樽のウッディさがまずくる、そして綺麗だけどちょっと濃い目の甘さ、バニラっぽさもあり、アルコール度数ゆえにちょっと刺激的な感じもあり
最近のマッカランのオフィシャルボトルは入手難易度高めな代物ですが、昔の味を知る人にとっては現行オフィシャルは味的にちょっと・・・みたいな人もいたりします。シェリー樽の不足からきてるのかな?と思いますが、かくいう私も昔のものの味を知っている人だったりしますので、現行オフィシャルをバーで頼んだことはあまりありませんね。(これが古き良き経験値の弊害?)
今回のこれはというと、そんな私が飲んでみて結構バランス良いと感じましたね。シェリー樽の影響が綺麗に出てて、かつ嫌味と言える程濃く出てないので、原酒の味わいもそこそこ感じれる良き1本になっていますね。ただ年数ゆえか、アルコール度数の高さがちょっと刺激的に感じるので、繊細に味を探ろうという感じにならないかなぁと思う点がちょっと惜しいと思った所ですね。

久々にマッカランを飲みましたが、結構良いものでありました。これだったらソサエティのリリースではチェックしておいてもいいかもしれませんね。
もしバーで出会えるような事があり、予算に余裕があるようなら頼んでみるのも、良い経験値になると思いますよ!
では、今回はこれまで!

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