SMWS ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ 50.117 ブラドノック 1990年蒸留 31年 51.0度

ウィスキー

お次のSMWS、ソサエティの高価格帯ボトル2本目、ブラドノック31年のレビューです。
まずはオフィシャルの抜粋です。
メインテーマ:Divinely delicious (神々しく美味しい)
テイスティングノート:ダンネージ式倉庫にある圧搾された花の花束、スパイスの効いたマルメロペーストを使ったヤギのチーズコロッケ、そして高級な洋ナシ(ウィリアムズ-キリスト)とアプリコット(マリレン)のシュナップスに見られるような素晴らしく豊富なエステル、と様々なイメージが浮かぶ。
[パレット]ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズの一杯、緑豊かで凝縮感があり、トロピカルフルーツ、ハチミツ、クレメンタインゼリー、モンステラデリシオサジャムのフレーバーを備えた、滑らかで充実したフレッシュで活気のある味わい。注意して加水してください。ラム酒のようなエステル、バターを塗ったブリオッシュ、ヘーゼルナッツのペースト、クリームパティスリーが現れ、味わいは甘くフルーティーで、フィニッシュに軽く塩辛いビスケット感を感じる。
そして私的コメントを。
香り:強めの爽やか系フローラル、フルーティーさもあり。
味:ソルティ、ほのかな甘さ、エステリーさが広がる、余韻は結構長め。
このボトルの色傾向としては、「Old and Dignified」
ソサエティのコメントが結構的確な方のものですね。そして、ネット上で調べたブラドノックのオフィシャルの傾向を正統進化させたような感じの香りや味ですね。
しかし、神々しく美味しいとは、また凄いメインテーマを採用したものです。確かに今回のこれはバランス型のウイスキーのような凡庸な感じはなく、明確な味の輪郭を飲む人に与えてくれます。そういった意味でのメインテーマですかね。
味も結構上質で、先のベンリアックよりはちょっと安いものの、これに関しては価格に近い味には感ましたね。といってもやはりバーで飲むには高い上に、これフローラルというかエステルというか結構鮮烈にくるので、好みが分かれる感じはしますね。バーの提供側にしても、この傾向が好みな人に提供しないと、このウイスキーに申し訳ないように想います。
やはり高価格帯は比較するものじゃないですね。方向性がまるで違うので味の好みで比較されてしまうのがもったいないことになりそうです。
ただ既にオフィシャルでは売り切れているので、バーで見かけて飲める状況だったら飲んでみると結構面白い経験値を積めるウイスキーではありますね。
これで2本目、次は私的には好きな蒸留所であるクライヌリッシュです!

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