2023年10月14日に愛知県名古屋市のBarBARNS(バーバーンズ)さんに伺った時に提供された酒を記事にしていきます。
まずはトップ画像の邪払(じゃばら)のジントニックですね。
去年もバーンズさんで提供された邪払という和歌山の特産品の果実を使ったカクテルですが、以前の記事で一応説明しているので詳細説明は無しです。ちなみに邪払の果実ですが、予約無しでは購入できないと言っていたので、そもそもの生産量が少ないのか、それとも加工品用に回されている分がほとんどなのかは不明ですね。
去年はギムレット風にしていたようですが、今年はNo.10ジンとフィーバーツリーを使用したジントニックとして提供されました。香りはピールしているおかげもあってスパイス感強めですが、ちょっと柑橘感もあり、味は果実感もありながらもスパイシー、ちょっとした苦味もアクセントとしてあり、バランスが良く美味しい味でしたね。
2杯目はみかんとジンのカクテルです。
和歌山の若いみかんと、写真にもありますが、これまた和歌山で製造されている真穴みかんを材料にしているジンであり、ラベルにレシピがあったので写真にしていますが、みかんの使えそうな部分をほぼ材料にしているようで、ジンとしての体裁として最低限ジュニパーベリーを使っていますが、香りは香ばしいみかんという感じで、味はちょっと苦味があるもののみかん全開!という感じの味です。
それにみかんを合わせればそりゃ見事な融合を果たすってなもんで、結構美味しかったですね。
3杯目はG&M、コニサーズチョイス、ウイスキーフープのマノックモア、1999年蒸留、22年、53.8度を頼みました。
これに関してはテイスティングノートがネット上に見つからなかったので私的コメントのみですが、それっぽいものがラベル上にあったので、写真としてのっけておきます。
(私的コメント)
香り:すごくフルーティー、酸、ちょっとスパイス、フローラル
味:レモン、酸、フルーティー、甘さ、ちょっとスパイス、コクっぽさも感じる、余韻は華やかフルーティー系で長め
このウイスキー、かなり良い代物でした。写真の通り、半分以下というわけでもないし、開封して3週間程度ということでしたが、それでもかなりバランスが良く、フルーティーでかなり私の好みでしたね。買えるようでしたら購入したい感じのウイスキーでしたよ。
4杯目はブラックアダーのブルックラディ、1991年蒸留、26年、55.2度を頼みました。
こちらに関しても公式のテイスティングノートが存在していないようなので、私的コメントのみです。
(私的コメント)
香り:キレイな麦感、酸、ジンジャー、ちょっとフルーティー、レモン、ちょっと甘さ
味:酸味、甘さ、レモン、ジンジャー、ちょっとスパイス、オレンジ、余韻はフルーティー&甘みで長め
こちらも3杯目とは方向性の違いはありますが、かなり良いウイスキーでしたね。麦感と甘みのバランスが良く、スパイスやらもありで、これまた欲しくなるようなウイスキーでした。
5杯目は、「こんなものがあったの?!」と言わんばかりのオフィシャルのグレンアラヒ40年!1978年蒸留、55.9度です。
これ蒸留所の50周年記念時にリリースされたものの1本らしく、まさかこんなものが飲めるとは思っていなかったですが、飲める機会は逃したくないとばかりに頼みましたね。(この記事を見て飲んでみたいという方はいろんな意味合いで覚悟して頼んでください)
これも私的コメントのみとなります。
香り:かなりキレイなシェリー、うっすら樽感、酸、甘さ、フルーティー、ちょっとフローラル
味:良いバランスのシェリー感、ちょっと樽感、バニラ甘さ、ちょっとフローラル、フルーティー感もあり
さすがの長熟ウイスキー!蒸留年から考えてソレラシステムの昔の良いシェリー樽使用だと思われる、かなりキレイなシェリー感に複雑な感じが合わさって、じっくり味わって飲むウイスキーでしたねー。
正直私の貧弱な舌ではコメントとりきれない感じの複雑さでしたが、経験という意味ではかなりありがたいものでしたね。
6杯目は食べるカクテルである、そこそこ柔らかい柿にシナモンをかけたものに、現行のグレンアラヒ12年をかけて食べるものです。
ウイスキー単体だと濃いめでバターみたいな感じがあり、それに甘さがあるような感じのものですが、これを柿にかけると、生八ツ橋!になるというペアリングカクテルでしたね。生八ツ橋に甘さとコクをプラスするような感じでかなり美味しかったんですが、実際味わってみると、なんで柿が生八ツ橋?という舌の情報に頭がバグ起こす感じがして始めの方は???しながら食べていましたね。かなりおすすめですが、季節のフルーツカクテルなんで、味わってみたい方は早めにどうぞ。
ここいらで次の店に行く感じになったので、ここで終了し、次の店に行くことにしました。
良いアレンジのカクテルと美味しいウイスキーをありがとうございました!
今回の記事はここまで!
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