グレンウィヴィス蒸留所 オフィシャル 2018年蒸留 バッチ2 46.5度のレビューです

ウイスキー

今回は以前ラダーさんのテイスティング会でまとめて記事にした中にあった新興蒸留所の1つであるグレンウィヴィス蒸留所のオフィシャル物を個別にして詳細を記事にしてみようということで、この記事を作成しました。

グレンウィヴィス蒸留所とは
まず聞き慣れない蒸留所ですが、ネットを漁ってみると、
「最古の系譜に連なる蒸留所。
歴史上固有名詞が確認できる最古の蒸溜所と言われ、 ディングウォール南に1784年まで存在したフェリントッシュ蒸溜所。
グレンウィヴィス蒸溜所は、その系譜に連なり、ディングウォールに2015年設立され、2017年11月30日のセント・アンドリュース・デイに操業が開始。蒸溜所名は、同じ系譜を持ち1926年に閉鎖されたベンウィヴィスとグレンスキアックの両蒸溜所に由来する。蒸溜所近隣の多くの出資者からも支援があり、コミュニティ蒸溜所とも呼ばれる程である」
とある通り、なんか凄い由来をしていますが、新興蒸留所という扱いでいいと思うんですよね。

今回のウイスキーについて
オフィシャル物ということで、初のものかな?と思ったのですが、名前の所を見てみると「バッチ2」・・・バッチ1はどこへ?と思ってネットで調べてみましたが、日本の有名所では全然ひっかからないので、おそらくですが日本未入荷かな?と思った次第です。そういった意味ではこれが日本でのファーストリリース物という位置づけなのでしょうね。

で、今回のウイスキーですが、ハイランド産の大麦を使用し、発酵も115時間物と70時間物の混合、蒸留も妥協しないミドルカットを行ったようです。
ブレンドとしては、1stfillテネシーウイスキー樽60%、1stfillオロロソシェリー樽25%、リフィル樽15%だそうです。
アメリカンオークの複雑な甘み、スパニッシュオークの豊かな果実味、スコッチのリフィルが香りとスパイシーさの融合による、グレンウィヴィスの持つフルーティーな香味が最大限に引き出されている物だそうです。

香りと味わい
テイスティングノートと改めて味わった時の私的コメントを併記していきます。
(テイスティングノート)
香り:バナナ、マシュマロ、白ブドウの優しい甘さからジャムのような甘さに変化する。奥から若い洋梨やパイナップルとともにお粥と塩辛さ。
味わい:バニラファッジ、シャーベットフィズ、レモネード、キウイフルーツ、洋梨のドロップ。オークのスパイス、甘さをともなう心地良い酸味。
フィニッシュ:ホワイトチョコレート、プレーンヨーグルトをかけたラズベリーやブルーベリーが穏やかな甘さとともに長く続く。
(私的コメント)
香り:酸味と甘みのバランスの良い感じ、麦、うっすらソルティ
味:バニラ系の甘さ、良い酸味、甘い系フルーティー、うっすらウッディ、砂糖系の甘さも感じる、余韻は甘さメイン
大量に飲んでいる時と違って、ゆっくり味わっているのでほんのちょっと感じ方も違っているんでしょうね。甘さ寄りのいいバランスのウイスキーですね。

ブレンデッドの様な凡庸な感じではありませんね。甘さ寄りのフルーティー系という感じで、比較的万人受けしそうな感じではありますね。(ピート系大好きな人までは知りませんが)
私的には結構好みの味の方向性ではありますし、価格もまぁ今どきでもまぁ手が出せない金額でもないので、次のリリースも出来るようであれば購入してみようと思います。

では、今回はここまで!
この記事を見ていただきありがとうございました!

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