2022年10月29日に愛知県名古屋市錦にあるBarfinch(バーフィンチ)さんで開催されたウイスキー会、今回はグレンアラヒーで8本の飲み比べとなっていました。
で、毎度のことながら最初に入店した人に順番を決める権利が与えられますが、今回は私がトップだったので順番決めを行いました。
それらを紹介と、私の感想を列記していこうと思います。
トップ画像は8本全部でちょっと小さくなったので、2分割して掲載しています。
では、1本ずつ記載していきましょうかね。
まず1本目、クーパーズチョイス、1989-2013、23年、46度です。
香り:綺麗なシェリー系、フローラル感あり、ちょっとスパイス系の刺激も感じた
味:まずスパイス系の刺激が舌にくる、フローラルもあり、シェリー樽由来の甘さもあり、余韻も
長めでした
久しぶりにこのラベル見ましたね。現行だとラベル変わってますからね。リフィルシェリーで程々の熟成年数だったんですが、なんかバランスはよくて旨いけどーで、それ以上の感想が出てこなかったですね。
2本目、モルツオブスコットランド、angel’s choice、1973-2012、39年、45.2度です。
香り:まずエステリーな感じ、ちょっと酸っぽい感じ、ハーブ系もちょっと感じ、甘さもちょっと感じる
味:フルーティー、甘さめ結構良い感じ、ハーブ感もあり、ウッディさもあり、スパイシー?もちょっと感じた
今回の長熟もの1本目、モルツオブスコットランドでもリミテッドシリーズであるangel’s choiceのボトル、バーボンホグスヘッドですね。まず初めに匂いを嗅いだ時は「なんじゃこりゃ?」と思うほどに異質っぽく感じたんですよね。でもきちんと味わってみると結構上質であり、時間経過により柔らかく変化していく等面白い上に美味しいものでした。
3本目、シグナトリー、2007-2019、11年、61.3度ですね。
香り:濃いめのシェリー、甘さ、ウッディさがメイン、フルーティーも奥にいる
味:バリバリの濃いシェリーがまずくる、それに伴うウッディさと甘み、奥から酸味がくる
3本目にしてきた下手すれば嫌味に感じるシェリー樽系ウイスキーで、度数も高かったのですが、シェリー感がともかく前面に出てるのが印象強く、アルコール感がちょっと薄れてましたね。ここまでくるとシェリー系が苦手な人は駄目かもしれませんね。私もギリギリかなーと思いました。
4本目、ウイスキーフープ、2008-2019、55.8度、10年、バーボンバレルです。
香り:結構強めのバニラな甘み、フルーティーさもあり、ちょっとハーブ感もあり
味:まず甘さがくる、ハーブ感、余韻までいくとちょっとフローラルも感じる
このボトル、まずくる印象は「甘」ですね。長熟ゆえの複雑さもいいですが、こういうわかりやすいのも良いですね。
5本目、デュワーラトレー、2007-2016、8年、65.5度です。
香り:キレイなシェリー感、アルコールの刺激強め、ウッディさも感じる
味:嫌味じゃないシェリー感、甘さ、レーズンっぽい、スパイス系もあり
これまた高いアルコール度数のものがきました。シェリー系ウイスキーとしてはまぁ良いバランスでしたが、度数ゆえに複雑さを感じるような感じではありませんでしたね。
6本目、オフィシャル、12年、48度です
香り:うっすらシェリー系、ウッディーさ、酸っぽい感じがバランス良く感じる
味:キレイなシェリー感、砂糖系の甘さ、ちょっとスパイス系も感じる
ここで現行オフィシャルボトルがきましたね。やはりオフィシャルは万人受けするバランス型が多いのか、これも全体的に突出するものがないバランス型で良かったですが、逆に言えば特徴薄めですね。
7本目、パーフェクトドラム、1971-2010、39年、バーボンホグスヘッド、51.2度です。
香り:フルーティさがメイン、ちょっとウッディさも感じる、酸っぽさもあり
味:フルーティーさがメイン、ハーブ感もあり、フルーツ感からくる甘さもあり
7本目、長熟もの2本目がきました。熟成年数だけなら同じですが、蒸留年がこちらの方がちょっと古いですね。フルーティさがメインであり、私は結構好みでした。バーで今飲もうと思ったらえらい金額になりそうなスペックですが、今回これを飲めたのはありがたいですね。
8本目、熊本支援ボトル、戦国武将ボトル、1993-2015、22年、51.8度です。
香り:フルーティ、フローラルもあり、ちょっとハーブ感もあり
味:蜂蜜系の甘さ、フルーティー、ちょっとウッディさも感じる、ちょっと酸味もあり
これはそれなりに前に販売された、愛知県のバーだと結構見る戦国武将のラベルのウイスキーシリーズの1本ですが、これに関しては全国に一般販売された熊本城災害復旧支援ウイスキーですね。
バランス良く、でも飲み比べしてる中ではちょっと特徴的な感じのものでした。
今回もまた貴重なウイスキーもありの会で、美味しく面白い経験をさせてもらえましたが、全体的な総評としてはバランス良く、美味しく飲めましたが・・・ちょっと悪く聞こえるかもしれませんが「印象に残るウイスキーが無い」でした。今回のラインナップを今バーで飲めば結構いい金額いくと思いますが、その価格を出しただけの感動を得たかと言えば「・・・ちょっと・・・」みたいな感じですね。
そもそも現行のオフィシャルは結構特徴的なリリースになっているようですが、昔のそれはスペイサイドにありがちなバランス型というイメージなので、今回のラインナップでは、そっち寄りになるのも仕方ないかもしれませんね。
とまぁネガティブ寄りのコメントはともかくとして、今回もまた良い経験値を得ることができました。有り難い機会をありがとうございました!
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