2023年8月19日と20日に愛知県名古屋市のBarBARNS(バーバーンズ)さんで開催されましたSMWS(ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ)さんのテイスティング会に参加してきました。
この記事では、そのウイスキーのレビューをしていきます。
年4回開催されている会で、毎回開催月の前後にリリースされたものをテイスティング出来るということもあって、人によってはテイスティングした後に好みの物を購入できるというお得な会となっております。
今回はバーンズさんの頑張りもあって試飲可能なのが22本、有料ですがバーで飲むとしたら結構なお値段なものをテイクアウトできるものが3本購入可能(かなりお得な金額でですが)になってました。
この記事では、基本の22本のレビューを感じた順番、かつ端的に行います。ただし22本を限られた時間で飲んでいるので、後半になるにつれどんどん舌も鼻もおかしくなるのはどうしようもなくなるのが、こういった会での欠点ですかね。
では、レビューしていきます。
1. B5.7 テネシーバーボンGD(ジョジ・ディッケル)、2016年蒸留、6年、63.0度「Speculoos cookie butter ice cream / スペキュロス・クッキーバター・アイスクリーム」
香り:スモーク、ソルティ、酸、ジンジャー、ちょっと甘さ
味:ソルティ、酸、スパイス、甘さ、スモーク、ウッディ
テネシーなのにバーボン?という疑問が出ますよね?私は知りませんので、機会があるようでしたらソサエティさんにでも聞いてください。(答えてくれるかどうかは知りませんが)
2. 128.26 ペンダーリン、2014年蒸留、8年、62.6度「A flood of childhood memories / 子供の頃の思い出が溢れる」
香り:フローラル、ハーブ、ちょっと甘さ、コクっぽさ
味:酸味、ハーブ、甘さ、ちょっと紅茶感、フローラル
3. 149.4 アードナムルッカン、2016年蒸留、6年、61.6度「A TASTY MORSEL / 美味しい一口」
香り:バニラ、ちょっとウッディ、穏やかスパイス。うっすらソルティ、ちょっとフローラル
味:バニラ甘さ、酸、ちょっとソルティ、ハーブ、フローラル
4. 5.125 オーヘントッシャン、2003年蒸留、20年、56.1度「If I were a lady and you were a carpenter / 私が女性で、あなたが大工だったら」
香り:ちょっとフローラル、ちょっと甘さ、バランス型
味:フルーティー、甘さ、酸味、ハーブ、麦感
5. 35.335 グレンマレイ、2012年蒸留、10年、60.7度「Sunshine in a glass / グラスの中の陽だまり」
香り:メロン、穏やかフルーツ、ちょっと酸、ハーブ
味:フルーティー、甘さ、酸、ハーブ、麦、ちょっとウッディ
6. 39.257 リンクウッド、2011年蒸留、10年、60.8度「Bandits of the biscuit tin / ビスケット缶の盗賊団」
香り:リンゴ、ハーブ、レモン、ちょっと甘さ
味:リンゴ、フルーティー、ハーブ、甘さ、酸味
7. 134.16 ポールジョン、アンピーテッド、2016年蒸留、5年、59.0度「A smooth sipping treat / スムースな飲み口」
香り:良いウッディ感、甘さ、ちょっとフルーティー
味:砂糖系の甘さ、フルーティー、酸味、フローラル、全体的に滑らかな感じ
8. コッツウォルズ(イングランド)、2017年蒸留、5年、61.3度「Toasted peanut butter and jam sandwich / ピーナツバッターとジャムのトーストサンド」
香り:ライトなフルーティー、甘さ、リンゴ
味:酸味、フルーティー、甘さ
9. 155.2 M&H、ピーテッド、2018年蒸留、4年、65.9度「Katsu amid the maple / メイプルに囲まれたカツ」
香り:濃いめの甘さ、ちょっとウッディ、ちょっと酸
味:酸、スパイス、フルーティー、甘さ
10. 72.115 ミルトンダフ、2014年蒸留、8年、62.3度「Share some sunshine / 日差しを分け合う」
香り:爽やかフルーティー、ちょっとハーブ、スパイス、フルーティー
味:フルーティー、ちょっと甘さ、ちょっとスパイス、酸味、ちょっとコクっぽさ
11. A9.1 Domaine de Saurine、2007年蒸留、51.9度「Muscovado meringue / マスコバドメレンゲ」
香り:バランスの良いランシオ香、タバコ、甘さ
味:甘さ、ハーブ、スパイス、フローラル、ちょっとフルーティー
アルマニャックですね。久々じゃないかな?テイスティング会に出てきたの。
12. 13.104 ダルモア、2013年蒸留、9年、59.3度「Yowza! Sherrytastic! / うわ!すごいシェリー!」
香り:ライトシェリー、ハーブ、うっすらフルーティー
味:程よいシェリー、ウッディ、ちょっと酸味、ちょっと甘さ
13. 37.138 クラガンモア、2003年蒸留、19年、56.4度「Post-party pick-up / パーティー後のお迎え」
香り:タバコ、ちょっとフルーティー、ちょっと甘さ
味:甘さ、酸味、濃いめのフルーティー
14. 55.77 ロイヤルブラックラ、2007年蒸留、15年、55.1度「A party in a wine cellar / ワインセラーでパーティー」
香り:うっすらタバコ、ちょっとソルティ、ちょっと甘さ、なんかこもった感じ
味:ねっとり甘さ、ジンジャー、ハーブ、フルーティー、酸
15. 55.86 ロイヤルブラックラ、2009年蒸留、13年、57.4度「Old-fashioned tomato jam / ランシオ、どら焼き、オールドファッションド」
香り:ランシオ香、フルーティー、甘さ、ちょっと酸
味:砂糖系の甘さ、酸味、ハーブ、紅茶感
これはバーンズさん21周年記念コラボのボトルです。この記事を書いている時点ではソサエティ入会パックにあったりしてちょっと入手しやすい感じになっていますね。これに関しては改めて購入した上で詳細含めて個別記事としてブログにUPしましたので、そちらをご覧ください。
16. 68.102 ブレアソール、2007年蒸留、15年、56.3度「Quercus stavius / ミズナラ」
香り:ウッディ、タバコ、ちょっとハーブ
味:スパイス、酸味、ウッディ、濃い甘さ
17. 59.71 ティーニニック 2010年蒸留、12年、57.6度「Raisin-paved highway / レーズン舗装のハイウェイ」
香り:ハーブ、フローラル、タバコ
味:ハーブ、スパイス、オイリー、タバコ、ちょっとフルーティー
18. 78.65 ベンネヴィス 2013年蒸留、9年、67.7度「Garbanzo’s Cajun train ride / ガルバンゾのケイジャン列車に乗って」
香り:ウッディ、ちょっとスパイス、ちょっとフルーティー
味:ジンジャー、酸味、ハーブ、スパイス、ちょっとグラッシー、うっすらフルーティー
19. 63.116 グレントファース 2002年蒸留、20年、58.2度「A sniffer dream dram / 香り好きの夢の一杯」
香り:フルーティー、ジンジャー、ちょっと甘さ
味:フルーティー、ジンジャー、酸味、バニラ甘さ、ちょっとビター感もあり
20. 4.378 ハイランドパーク 2001年蒸留、21年、56.5度「Not a ‘flash in the pan’ / 持続する複雑さ」
香り:ちょっとソルティ、フルーティー、ちょっと甘さ
味:レモン、蜂蜜系の甘さ、ちょっとスモーク、ちょっとソルティ、香ばしい感じもあり
21. 149.7 アードナムルッカン ピーテッド、2015年蒸留、7年、61.7度「A coal scuttle of jam and treacle / ジャムとトリークルが入った石炭缶」
香り:ピート、シェリー、砂糖系の甘さ、ちょっとハーブ
味:ハーブ、フルーティー、ジンジャー、ピート、レモン、シェリー感
22. 156.2 グラスゴー 2017年蒸留、5年、61.0度「SMOKE DEVILS ANND TIPSY ANGELS / スモークデビルとほろ酔い天使」
香り:スモーク、ピート、ウッディ、レモン、ソルティ
味:スモーク、レモン、酸味、ソルティ、ちょっとフローラル、ちょっとハーブ感もあり
今回の味の総評ですが、私の感想で言えば、やはりというかなんというか全体的に「優等生!」な感じですね。そして各ボトルに付けられたタイトルの詩的な感じの多いこと。それでどうやって味をイメージすればいいんだろうか?と毎回の如く思いますね。
バリエーションも豊富ですので大概の人の好みになりそうなウイスキーがあるし、現在の状況にありがちな値上げの嵐(2023年)の中で頑張っている感じもありますから、会員の方はこういった会に参加してから購入できるという機会を最大限に利用した方が損がないと思いますね。
次回もとりあえず日付は決まっていませんが予定しているそうなので、次回参加できるようであれば参加してみるのもいいかもしれませんね。
では、今回の記事はこれまで。
コメント