2023/5/13 愛知県名古屋市 BarBARNS(バーバーンズ)さん SMWS(ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ)さん試飲会に参加してきました

ウイスキー

2023年5月13日、14日に愛知県名古屋市のBarBARNS(バーバーンズ)さんの店舗を会場にして、SMWS(ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ)さんのテイスティング会が開催され、それに参加してきましたので、その様子というかウイスキーのレビューをしていきたいと思います。

今回は基本14本が参加料金だけで飲めるものであり、追加料金を払うことで2本追加で飲むことが出来る会でした。
では、そのウイスキーを簡潔、端的、感じた順番にレビューしていきます。
1. 9.259 グレングラント 2008年蒸留、14年、56.4度「A garden reverie」
香り:フローラル、フルーティー、ちょっとソルティ、ちょっとコクっぽい感じもあり
味:ソルティ、ちょっと甘さ、酸、フルーティー、コク、ちょっとタバコっぽさも感じる
2. 108.66 アルタベーン 2007年蒸留、15年、60.9度「Lifts the spirit / ワクワクする」
香り:グラッシー、オイリー、ちょっとフルーティー
味:華やかな感じ、酸、フローラル、ちょっとフルーティー、ちょっと甘い
3. 1.261 グレンファークラス 2012年蒸留、9年、59.4度「Take a tumble」
香り:オイリー、柑橘系フルーツ、ちょっと甘さ、ちょっとウッディ
味:オイリー、ハーブ、レモン、ちょっと甘さも感じる
4. 39.256 リンクウッド 2011年蒸留、10年、61.3度「Fruit salad faceplanting / フルーツサラダの植え込み」
香り:フローラル、ちょっと酸、なぜかパンっぽさも感じる
味:酸、レモン系、ちょっと甘さ、ちょっとジンジャー系の刺激も感じる
5. 71.91 グレンバーギー 2007年蒸留、14年、63.9度「Panettone with mascarpone」
香り:バニラ、穏やか系フルーツ、ちょっとウッディ
味:バニラ系の甘さ、酸、ちょっと甘さ、ちょっとクリーミーさも感じる
6. コード無し Marvelick 2012年蒸留、12年 50度「Marvelick」
香り:オイリー、ウッディ、ダークフルーツ
味:酸、オイリー、フルーティー、ちょっと甘さ、全体的に濃いめ
7. G52 ローランドBatch7 2016年蒸留、6年 50.0度 「Dark’n’ stormy creme brulee」
香り:濃いフルーツ、ちょっとハーブ、スパイシー
味:スパイシー、ちょっと甘さ、濃いフルーツ、ちょっとウッディさもあり
8. 36.200 ベンリネス 2006年蒸留、15年、58.1度「Kissing a cricket ball (for luck) / クリケットボールにキスをする(幸運を祈る)」
香り:程よいシェリー感、ダークフルーツ、ちょっとタバコっぽさ、ちょっとスパイス
味:濃いフルーツ、スパイス、酸、ちょっとソルティ、ちょっと甘さもあり
9. Highland Batch 2023 ブレアソール 2008年蒸留、14年、53.5度「Bake-off」
香り:甘さ、酸、フルーティー、レザー、ちょっとタバコっぽさ
味:スパイシー、酸、フルーティー、ちょっと甘さ
10. Speyside Batch 2023 マッカラン 2008年蒸留、14年、63度「Massive oak extraction」
香り:程よいシェリー感、スパイス、ウッディ、ちょっとハーブ
味:程よいシェリー感、ハーブ、甘さ、スパイス、ジンジャー系の刺激
11. Speyside Batch 2023 マノックモア 2007年蒸留、15年、53.1度「Viscous velvet」
香り:甘さ、フルーティー、ちょっとスパイス
味:バニラ系の甘さ、ちょっと酸味、うっすらフルーティー、ハーブ
12. 93.179 グレンスコシア 2013年蒸留、8年、60.4度「1970’s movie dram / 1970年代の映画」
香り:オイリー、スモーク、ちょっとソルティ、フルーティー
味:ハーブ、ジンジャー系の刺激、オイリー、ちょっとソルティ
13. 53.426 カリラ 2012年蒸留、10年、60.2度「Campfire seafood smorgasbord / キャンプファイヤーシーフードスモーガスボード」
香り:ピート、酸、フルーツ、ちょっとフローラル
味:ピート、ソルティ、フルーティー、ハーブ、ちょっと甘さあり
14. 10.239 ブナハーブン 2013年蒸留、9年、60.7度「A lobster licking liquorice」
香り:ソルティ、濃いフルーツ、濃いシェリー感
味:ソルティ、ジンジャー系の刺激、酸、ちょっとオイリー、甘さ

なんかここ最近の月あたりからなのか、蒸溜所の設定が数字のコードだけではなくなった模様ですね。いつからかわかりかねますが、なんか区別する必要が出てきたから新規に設定したものなのでしょうね。
全体の総評としては、やはり全体的に優等生というか、外れっぽいのが少ないんですよね。それがソサエティのイメージなんですが、今回もそうでしたね。(悪い意味ではないですよ。万人受けしそうなのが多いみたいな意味でもあるので)
そして毎度のことながらのボトルに付けられているタイトルが独創的なんですよね。(記事作成時点で)オフィシャルサイトに載っているものは和訳もつけてありますが、時折出てくる「そこから何をイメージしろと?!」というのはソサエティ独特のものですね。

こちら有料試飲の1本、130.07、秩父、2014年蒸留、7年、64.4度「Sings like summer! / 夏のような歌声!」です。
香り:甘いフルーツ、レザー、ちょっと甘さ、うっすらウッディ、ちょっとハーブ
味:スパイシー、華やかフルーツ、ハーブ、ちょっと甘み&酸味
日本の、それも秩父とくれば入手難易度厳しめなものですね。複雑味もあって結構美味しかったですよ。

こちらも有料試飲の1本、130.6、秩父、2013年蒸留、9年、60.8度「While away the hours / 振り向くとそこにあるもの」ですね。
香り:レザー、タバコ、ハーブ、スパイス、ウッディ
味:ハーブ、ちょっとタバコっぽい、ダークフルーツ、酸、ちょっとオイリー、ウッディ、スパイス
これまた秩父ですね。それに加えてこれはラベルを見てわかる通り、ソサエティ日本支部30周年記念ボトルでもありますね。ソサエティの初期の頃のラベルをイメージしたラベル、かつ裏面にはテイスティングノートまで記載されている親切っぷりは何故なんでしょうかねぇ。
こちらも別方向で複雑味があって美味しかったですよ。
ちなみにこの有料の2本はオフィシャルサイトで抽選販売、1人様1本厳守の、更に入難易度高めのボトルとなっていました。(既に終わっていますが)

また今回も良質なボトルの試飲が出来て、良い経験値を得ることが出来ました。機会を与えてくれた、ソサエティ&バーンズさんありがとうございました!

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