以前バーでカクテルを頼んだ時に使用されたリキュールで、水楢（ミズナラ）という名前でこのボトルが出てきたんですよね。そして珍しいもの好きな私はその後購入し、そのリキュールのレビューと、そして馴染みのバーのバーテンダーさんにオリジナルカクテルを作って頂いたので、それを紹介していきたいと思います。
このリキュールは、ザ・ジャパニーズ ビターズを開発した株式会社JCCエージェントさんが2年の歳月をつかって開発した純国産リキュールだそうです。
原材料は岐阜県産ミズナラ、愛媛県産ヨモギ、沖縄県産きび砂糖、原料用中性アルコール(国産)だそうで、それも全てオーガニックというこだわりだそうです。
では、まずリキュールそのもののレビューをしていきます。
以前にした気もしますが、改めてテイスティングノートと私的レビューを併記します。
（テイスティングノート）
日本の伝統的な木材である水楢をふんだんに使用。さらに、薬効性が中でも強いよもぎを厳選しました。水楢とよもぎ、それぞれを個別に抽出し、ブレンドすることによりバランスの取れたハーブ感あふれるスモーキーかつ和菓子のような味わいに仕上げました。
（私的コメント）
香り：メインはハーブ（よもぎ）感、ちょっとウッディ、奥にちょっと甘さも感じる
味：あんこ系の甘さがメイン、ハーブ感もあり、微妙にウッディ
以前バーで飲んだときは香りも味もよもぎ餅だったのですが、改めて新規購入したものでレビューしてみると結構違う感じになっていました。ということは瓶内変化をしたという感じになるのかな、と思いましたね。（バーのは半分くらいになっていました）
オフィシャルHPだと、このリキュールを使ったカクテルをいくつか紹介していますが、ちょっとひねくれものの私は、よく行くバーのバーテンダーにオリジナルカクテルの作成をお願いして、そして作っていただいたものを記事にしていきます。
まずはネグローニ風カクテルです。
カンパリ（カカオニブ風味）、ウォッカ（カカオニブ風味）、メスカル、MIZUNARAのブレンドで、氷の上にスクラッピーズのオレンジビターを使用したカクテルです。
香りはオレンジとカカオの共演で、味は苦味と甘みが程良く美味しいカクテルになっていました。こちらは甘みを引き出す方向でのブレンドだそうです。
お次はウニクム、スカーレット2種（ベーシックとハーブ系もの）、コールドブリューコーヒー、アンゴスチュラビターズ、MIZUNARAのブレンドで、アブサンで香り付けしているものですね。
香りは、アブサンの香りが良く、コーヒー感もあるもので、味はコーヒー、ハーブ感、ちょっと甘苦く別の意味で美味しいカクテルに仕上がっていました。そしてこちらは香りの方を引き立てる方向のブレンドだそうです。
お次はシンプルに炭酸割りを自宅で作ってみました。
香りはハーブというかよもぎそのもの（当たり前）、味は甘さが抑えられているというか、甘さが奥にいっちゃってますね。どちらかというとこれ、普通に薬草系リキュールの炭酸割りですね。そもそもハーブ系リキュールですから、それでも問題なさそうです。ただこのリキュールを飲む人が何を求めているかで好き嫌いが分かれるでしょうかねぇ。
ならばと甘い系のジュースに混ぜてみましたが、量にもよるんでしょうけど、元々の味にハーブ感プラスという感じになりますね。当然ながら甘さもあるんですが、ちょっと味変かなぁという程度ですね。ジュースの種類次第ですけど、基本的には砂糖系の甘さプラスとハーブ感なので、それがマッチするジュースに混ぜるなら良い感じになるかなぁと思いました。
そして後日、別の馴染みのバーにて2杯ほどお任せで頼んでみました。
ロングカクテルとして出てきたバーボン、MIZUNARA、コアントロー、レモン、炭酸のブレンドです。
香りは当然レモンメイン、ちょっと甘い感じもありましたね。味は甘みと酸味のバランスのとれたフルーティーなカクテルになっていましたね。MIZUNARAの甘さを活かしたカクテルということですね。
すっきりと美味しく飲めました。
次はちょっと強めのショートカクテルです。
シャリュトリューズジェネピー、ジン、MIZUNARA、レモンのブレンドです。
香りはバランス系で特徴的なものを感じられずでしたが、味はレモンとハーブの共演という感じで、こちらはヨモギを活かしたカクテルとなっていて、美味しかったですね。
薬草系でもあり、甘みも持つリキュールという特徴のおかげで汎用的とはまたちょっと違う感じのリキュールですが、結構使い道があるリキュールでしたね。
リキュールだけ持ち込んで、あとアレンジしてくれなんていうちょっとした無茶振りに快く応じてくれたバーテンダーさんに感謝を。
とりあえず、この記事はここまでにしたいと思います。また気になったものに出会えたら紹介していくかもしれません。
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