井川蒸留所 シングルモルト デッサンシリーズ フローラ 2024 53度のレビューです

ウイスキー

2024年11月に井川蒸留所のファーストリリースとして販売されたデッサンシリーズフローラ2024を購入したのでレビューしていこうと思います。

ラベルに描かれている植物は、ボトル裏面に説明されている通り「タカネマンテマ」だそうです。
どうしてこのイラストなんだろうかとネット上を調べていたら、
「ラベルには蒸留所が位置する南アルプス社有地に生きる植物をモチーフとし、氷河時代からの遺存種などの高山植物が持つ繊細な美しさ、険しい環境を生き抜く力強さを味わいとして表現しています。井川蒸溜所らしい甘さの後に続く、香りと苦みが持つ奥ゆかしい余韻をお楽しみください。」
とあり、さらには、
「井川蒸溜所を取り巻く南アルプスの環境は永い時間を経て様々な生き物によって調和した生態系を保っています。ウイスキーも同様に、造り手による原酒づくりをはじめ様々な原酒のブレンドにより香りや味が調和した状態を創り上げています。これらに共通する「調和」が私たちの目指す12年物のウイスキーであり、それまでのプロセスを表現したものが本デッサンシリーズです。これに続くリリースは、これらの調和を構成する要素を南アルプスの生態系の種で表現しシリーズのラベルに付与していきます。ノンピートモデルのFlora(=植物モチーフ)と、その対となるピーテッドモデルのFauna(=動物モチーフ)が集まり、徐々に私たちの目指すビジョンを完成させていきます。これらのシリーズは井川蒸溜所が目指すレギュラーモデルの発売まで毎年展開され20種類以上のモチーフを付与する予定です。」
とあるので、今回のファーストリリースは植物なのでノンピートもの、バーボンバレルのものです。
こちらもネット上に情報があり、
「記念すべきファーストリリースは、井川蒸溜所のキーモルトであるノンピートタイプのバーボンバレル原酒のみを使用し、私たちが大切にする綺麗な味わい甘さと華やかさを持ったウイスキーです。これらは創業間もない頃に仕込んだ原酒を含みます。」
とありますね。

さっそくレビューをしてみようと思います。こちらはテイスティングノートと私的コメントを併記していきます。
(テイスティングノート)
柔らかいハニー系の甘みを感じたのちに、心地よい苦みが口の中を包む。
奥の方に小さな草花を連想させるフローラル感。
余韻は黒砂糖のような苦さと甘さのバランスで長く続く。
数滴加水すると、より優しく、柔らかく、甘みと花感が増す。
(私的コメント)
香り:蜂蜜系の甘さ、フローラル、うっすら樽感
味:蜂蜜系の甘さ、うっすら樽感、フローラル、スパイス、うっすら樽感
甘さがまず口の中にきますが、樽感?がテイスティングノートの苦みっぽく感じ、フローラルな感じと華やかな感じが並行して感じられる、日本の蒸留所の中では結構珍しいと思った感じのウイスキーになっていたと思います。
アルコール度数の割には優しく感じ、味わい的にも結構特徴的な感じなので、これは今後も購入するかどうかは現時点では不明ですが、ブログ記事的には追っていこうかと思います。

また楽しみな蒸留所のウイスキーが増えたのが嬉しいですね。
では、今回はここまで!

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