有名なバーであるレモン・ハートさんの古谷陸氏が監修、販売をし「小林さんちのメイドラゴン」のイラストをラベルにし、長濱蒸留所の協力の元、AMAHAGAN（アマハガン）のワールドブレンデッドウイスキーとしてリリースされたもので、愛知県刈谷市のBarALMA（バーアルマ）さんにあったので、飲んでみた上でこの記事を書いています。
長濱蒸留所はこういったコラボウイスキーにかなり協力しているようで、私も別のコラボのウイスキーを飲んだこともありますし、見たことのある漫画等のラベルのウイスキーがリリースされるという情報を見たこともあります。
（別のボトラーズでありますが、ウイスキーミューさんも結構漫画ラベルを出していますが、確かあそこは小学館限定のはずです）
小林さんちのメイドラゴンですが、アニメ化もされていて私も見て内容的に面白かったことも記憶していますね。
記憶違いでなければこの作品の主人公が酒好きだったと思いますので、そういった意味でのウイスキー業界とのコラボなんでしょうね。
公式の抜粋ですが、
「小林さんは酔った勢いで助けたドラゴンのトールと共同生活をスタート。
次第に小林さんを慕う個性豊かな仲間たちに囲まれていき、それがいつしか日常となって過ごしている…そんな情景をイメージしてブレンドしました。
ワイン樽・シェリー樽・ピート・グレーンと様々な要素を一つにまとめあげ、賑やかで楽しいながらも一体感のある情景が浮かぶような仕上がりとなっております」
とあるので、長濱蒸留所の原酒も使用しつつ、同蒸留所の持つ海外原酒もブレンドして構成しているという感じなのでしょうね。これを提供してくれたバーテンダーさんの言だと6人の個性溢れるキャラクターに合った原酒をそれぞれ用意し、それをブレンドしたものだと言っていました。
（6人に合った原酒？ワールドブレンデッド？アマハガン？長濱蒸留所？・・・なんか同様のコンセプトのウイスキーを見たことがあるような気が・・・）
では、レビューをしていきたいと思います。こちらは公式の抜粋と私的コメントの併記をしていきます。
（公式テイスティングノート）
・カラー
輝く月のような鮮やかな琥珀色
・アロマ
トップノートではオレンジや白桃コンポートを想わせる優しく爽やかな香り立ち。明るい印象のフルーティーなアロマ全体を更に引き立ててくれるモルティーなアクセントがしっかりと際立つ。余韻にはわずかに燻した麦のニュアンスがどこか懐かしくノスタルジックに優しく香り立つ。
・テイスト
口当たりは陽の光を沢山浴びた麦を連想させる甘いモルティーテイストが広がる。次第に焼き立ての林檎パイやバニラ、ガトーショコラのような甘くメロウなテイストが広がります。余韻にはシェリーピーテッド原酒由来のスモーキーなアクセントが全体の味わいを更に引き立てる。
（私的コメント）
香り：まず穏やかなフルーティーな感じ、麦感、酸、うっすらピート＆スモーク
味：モルティ、スモーク、酸味、甘み、ちょっとピート、ちょっとウッディ
結構複雑な感じですね。複数の特徴的な原酒を使用しているということからくる複雑味ということですかね。
ただまぁ言い方としてはちょっと・・・な感じで申し訳ないのですが、いろいろな方向性というのが、ちょっととっちらかった感に感じました。他の人のコメントを見ていると時間経過でまとまっていくような表記もあったのですが、バーで飲む人だと、これ1杯にそれだけ時間をかけられるかという問題が出てくるように思います。（私自身もバーで飲んだので、さすがにこれ1杯に1時間とかかけられなかったですね）
原作を知っている人がバーでこのウイスキーを見た時の話題のきっかけとして、または飲む口実としてイラストラベルは結構有効的ですよね。そういった意味では成功だと思います。
では、今回の記事はここまで。
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