2023/4/23 愛知県刈谷市 BarALMA(バーアルマ)さん たまにわ酒店さん主催 イスラエル M&H蒸留所ウイスキー試飲会に参加してきました

ウイスキー

2023年4月23日に愛知県刈谷市のBarALMA(バーアルマ)さんの店舗内にてたまにわ酒店さん主催、サイズ酒販様全面協力のイスラエルのM&H蒸留所さんのウイスキーの試飲会が開催されました。そこで試飲できたウイスキーを紹介していきます。

まずはM&H蒸留所ですが「Milk & Honey」を意味し、旧約聖書に記載された乳と蜜の流れる肥沃な大地(約束の地)を意味するイスラエルそのものを象徴する言葉、だそうです。初めて聞いた時は「なんでウイスキーでミルク?ハニー?と思ったものですが、きちんとした意味がありましたね。
そしてサイズ酒販さんですが、大元はパソコン関係のメーカーという商社ですが、まだ日本に輸入されていないウイスキーやスピリッツ等を取り扱うとのことですね。
で、今回はたまにわ酒店さんがバーの店舗内で試飲会及び、その場で在庫のあるウイスキーの販売を行うという会になっていました。

では、試飲できたウイスキーの簡単なレビューをしていきます。
番号は並んでいた順番というだけです。

1. クラシック 46度
香り:穏やかなフルーツ、ちょっとフローラル
味:フルーティー、甘さのバランスは良いが、全体的には穏やかな感じ
やはりオフィシャルのそれもベーシックアイテムなだけにバランス型でかつ飲み疲れない感じでしたね。

2. エレメンツ レッドワインカスク 46度
香り:濃いめのフルーツ、ジンジャー系の刺激、ちょっとフローラル
味:ダークフルーツ、ちょっとタル感、ちょっとフローラル、ちょっとスパイシー
イスラエルのワイナリーから調達した樽を使ったものですね。バランスは良かったですよ。

3. エレメンツ シェリーカスク 46度
香り:ミディアムシェリー感、フローラル
味:フルーティー、バランスの良いシェリー感、ちょっと甘め、ちょっと酸
スペインでシーズニングされたオロロソ&ペドロヒメネス樽使用のウイスキーだそうです。

4. エレメンツ ピーテッド 46度
香り:ライトピート&スモーク、ちょっと甘さを感じる
味:控えめなピート、スモークちょっと強め、酸系の刺激
アイラ島のピート系の樽と、イスラエルのバーボン樽熟成の原酒のヴァテッドウイスキーですね。ベーシック系のアイテムの割にはちょっとピート感薄めと感じました。

5. APEX ピーテッド PXシェリーカスク 57.9度
香り:スモーク、程よいシェリー感、樽感、うっすらフローラル系もある?
味:程よいピート&スモーク、甘さ、ちょっと強めのタル感、酸味
スペインで特別に作ってもらったペドロヒメネスシェリー樽にピーテッド原酒を組み合わせたシングルカスクですね。甘さとピートの共演で面白かったですね。

6. APEX DEAD SEA 56.5度
香り:フローラル、スパイス、ちょっと樽感
味:バニラ系の甘さ、樽感、スパイス、程よい酸味
死海のほとりにあるホテルの屋上に熟成庫を作って熟成させたものです。良い感じのバランス感でしたね。

7. APEX デザートワインカスク 60.8度
香り:フローラル、甘さ、ちょっとグラッシー
味:程よい甘い、フルーティー、ちょっとグラッシーさもある、ちょっと樽感
イスラエルでは珍しいデザート白ワインの樽を使ったシングクカスクですね。甘さメインでしたが、バランスは良かったですね。

8. APEX ピーテッド酒精強化赤ワインカスク 56.5度
香り:程よいピート、タバコ、ちょっと甘さ、ちょっとワイン感
味:ピート&スモーク、ちょっと渋み、樽感、うっすらフルーティー
ポートスタイルの酒精強化赤ワイン樽(明確な表現をしてない理由はわかりかねます)を使用したシングルカスクですね。ピートと甘さのバランス系ウイスキーですね。

9. Art&Craft スタウトビールカスク 54.0度
香り:砂糖系の甘さ、ちょっとフルーティー
味:ちょっとコーヒー感、ちょっと甘さ、ちょっとスパイシー
イスラエルのクラフトビール醸造所の3つのビールの樽を使用したウイスキーです。結構面白&美味しかったですね。

10. Art&Craft バーレーワインカスク 55.7度
香り:濃いフルーツ、甘さ、ちょっとスパイス感
味:まず甘さ、フルーティー、ちょっとスパイス感、うっすら樽感
結構複雑な経験をした複数の樽を使ったウイスキーになりますね。甘さメインですかね。

11. シングルカスク Ex-Bourbon 66.6度
香り:バニラ系の甘さ、フルーティー、ちょっと樽感
味:バニラの甘さ、フルーティー、うっすらスモーキーがある?
樽入れ時は63.5度だったのに瓶詰め時にはさらに高くなるという異例の度数のウイスキーですね。バランス型ですが、アルコール系の高い刺激がなかなか良かったですね。

12. シングルカスク STR 68.0度
香り:甘さ、スパイス
味:濃いめのバニラ系甘さ、スパイス、程よい酸
STR樽とは「シェービング(Shaving)、トースティング(Toasting)、リチャーリング(Re-Charring)という3つの工程を経た特別な樽。手作業のリチャーSTR手法は2006年、台湾「カバランウイスキー蒸留所」と故ジム・スワン博士によって開発された。ワイン樽熟成に付き物の酸味を除き、台湾の亜熱帯気候で可能な風味のコクを深める狙いがあった」とのことで、わざわざ手間を加えた樽を使用したもので、前の物と同じ環境で熟成したのか、こちらも度数が上がったものです。バランスは良かったですが、ちょっと甘さ寄りでしたね。

いやー、1本2本だったらバーでも飲めたでしょうが、ここまでの本数をまとめて試飲できるとは、貴重な機会でしたね。そしてありがたい経験をありがとうございました。
暑い地域でもインドとはまた違った感じのウイスキーでした。そしてバリエーション的にも面白かったです。そして年数的に若いものが多いせいで値段的にもそんなにお高いものはなかったので購入しやすい感じでしたね。
これでしたら、以降のリリースも気にしておく必要があるかもしれませんね。

貴重な機会を作ってくれたたまにわ酒店さん、場の提供をしてくれたBarALMAさん、ありがとうございました!

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