2025年1月18日に愛知県名古屋市のBarINNOCENT(バーイノサン)さんに伺った時の酒を記事にしていきます。
まずはトップ画像のラビアンローズを頼みました。

生のザクロ(上の写真)を使用していますが、今回はカリフォルニアのザクロを使用しているそうです。国産のものより酸味と甘味のバランスが良く、色もよいということでの使用だそうです。
カクテル自体も程よい酸味とコクもありつつも結構すっきりめの美味しいカクテルでした。


2杯めと3杯めはジャックローズの飲み比べを行いました。
どうしてかというとマスターの伝手でアメリカのアップルジャックが入荷していたので、ベーシックとクラシカルの味の違いを知りたいということでの比較飲みです。
その前にストレートで飲んでみたんですが、アップルジャックに関しては「ちょっと甘みのあるグレーンスピリッツ」というアップルどこ?なものだったです。
カルヴァドス使用のベーシックは香りも味もフルーツ系の味が複雑で美味しいカクテルなのに対して、アップルジャック使用のクラシカルは香りは結構薄め?で味としてはザクロの味を素直に味わっている感じのカクテルでしたね。
方向性が違う美味しさなので、経験値として飲むのはいいかもしれません。




4杯めはラメゾンドウイスキー向けのカソウ、エンカンタダ、レダイグカスクフィニッシュ、1994年蒸留、30年?、48.8度を頼みました。
お店側のお勧めだったのですが、これ「アルマニャックのはずですが、表記上ではアルマニャックを名乗っていないもので、オードヴィードガスコーニュと表記されている」とのことで、物珍しさもあってのことです。
(私的コメント)
香り:ピート、スモーク、ランシオ、うっすらスパイス
味:ピート、スモーク、ちょっと甘さ、ランシオ、ちょっと苦みっぽさ、コク
レダイグ樽フィニッシュがえらく影響しているのが明確にわかる味でした。アルマニャックのはずなんですが、「アルマニャックどこ?」と感じるくらいにはピートとスモークが強めでしたね。
これに関してはウイスキー飲みの経験値が生きており、ウイスキー飲んでると思って飲むと、素直に味わえるのか?とも思えるかと思います。逆にアルマニャックとして飲むと違和感しかないんじゃないかと。
経験値としては飲むのはありなんでしょうが、アルマニャックとしてはちょっとどうかな?と思える酒でしたね。


5杯めはカルヴァドス、デュポンのアイラカスクフィニッシュ、45度を頼みました。
前のがらしくなかったのと、同様のコンセプトの違うものということで比較(また?)のためですかね。
(私的コメント)
香り:リンゴ、ランシオ、ちょっとピート、ちょっとスモーク
味:リンゴ、甘さ、ランシオ、ピート、ちょっとスモーク
こちらは素直にカルヴァドスに程よくピートやスモークが複雑味として乗ってる、ある意味正統派な感じのフィニッシュの乗り方をしているものになっており、こちらであればカルヴァドスとして楽しめると思います。
しかし、面白いもんですね、お酒の世界は。似たような使い方をしているはずなのに、結果が全然違ってきてるんですから。
ここいらで次の店に行く時間になったので、ここで終了としました。
いつも美味しい、かつ珍しい経験をありがとうございます!
では、今回はここまで!

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