ウイスク・イー カレドニアクエスト ベンリネス 2010年蒸留、15年、58.9度のレビューです

ウイスキー

今回は久々のリリースである、ウイスク・イーさんのカレドニアクエストシリーズの新リリースであるベンリネス、2010年蒸留、15年、58.9度のレビューをしていきます。

この記事で、このシリーズを初めて見る方のために、以前に記載したものをこちらにも記載しておきます。
情報の抜粋をすると、
「HP:味わいが重いか軽いか(重い→HP高/軽い→HP低)
MP:味わいがフルーティかモルティか(フルーティ→MP高/モルティ→MP低)
PW(力 / Power / Peat):ピートのレベル(スモーキー→PW値 高/ノンピート→PW値 低)
AP(魅力 / Appearance):洗練されているか粗野か(クリーン→AP値 高/荒々しい→AP値 低)
KW(知力 / Knowledge):甘いかドライか(甘い→KW値 高/ドライ→KW値 低)
※各チャートの値はあくまで目安として、ご参考にしてください。」
だそうで、味の方向性をチャート化してるようですね。
今回は味わ重め、モルティ、ノンピート、魅力的には平均、ドライということでしょうか。

シリーズ共通のイラストは今回、
「伝説の魔獣「カトブレパス」をモチーフとしています」
とのことで牛の様な姿の架空生物だそうです。ボトルのイラストとして見ると、ほぼ牛が青と赤のオーラをゆらめかせながら、いまにも突撃してきそうな感じで描かれていますね。なかなかかっこよくていいですね。

では、レビューしていこうと思います。
テイスティングノートと私的コメントを併記していきます。
(テイスティングノート)
色はオレンジゴールド。グラスに注ぐとわずかに火打石の香りを感じますが、すぐにドライプルーン、ドライクランベリー、ダークチョコレートの濃密なアロマが広がり、マーマレード、モカ、キャラメルの甘やかな香りが続きます。
口に含むと温かみがあり、サルタナレーズンやハチミツ漬けプルーンを感じる甘味が広がります。次第にチョコレートビスケットの味わいが全体を包み込みます。
フィニッシュかけてカカオニブやジンジャーが加わり、ドライで心地よい余韻が広がり、ブラックティー、シナモンの香りが鼻孔をくすぐります。
(私的コメント)
香り:結構濃いめのシェリー感、うっすらウッディ、濃いめのフルーツ、奥に甘さ
味:砂糖系の甘さ、甘いフルーツ、チョコレート、ちょっとジンジャー、余韻にハーブっぽさありつつもドライな感じ
オロロソシェリーホグスヘッドということで、どこまでシェリーの影響が出ているかと思いつつ購入してみましたが、嫌味に感じるちょっと手前くらいな感じで安心しました。それでいてフルーツや甘さ、ハーブ系と複雑味もありの結構複雑ながらも美味しい感じの良いウイスキーでしたね。
シェリー系初心者にはちょっときつい感じではありますが、ある程度慣れた人であれば良い感じで飲めるかと思います。

ウイスク・イーさんのリリースに感謝を。
今回も美味しく好みの味であったことに感謝を。
そして次のリリースに期待しています。
では、今回はここまで!

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