2023年6月24日に愛知県刈谷市のBarALMA(バーアルマ)さんに伺った時に提供された酒を記事にしています。
若いバーテンダーさんの店ですが、オリジナルカクテルにも意欲的に作成する所があり、SNSでもオリジナルカクテルの写真をUPするなど、ちょっと行ってみようかと思わせるような感じのバーですね。
まずはトップ画像の「自家製アールグレイジンソーダ」ですね。
ジンにアールグレイをインフューズしたものを使ったもので、アールグレイのアトマイザーをさらにすることで、アールグレイの感じを明確に、かつ強めている感じで美味しかったです。
2杯目はSNSにもUPされていた「オールドファッションド」ですね。
こちらのはオリジナルアレンジで、ベースはほうじ茶をインフューズしたブレットバーボンで、そのままだと渋みが強すぎるということで、自家製のほうじ茶シロップを加えることで甘さをプラスしたものに、時期もあるでしょうが、今回は生の白桃、フローズンいちご、炙ったドライオレンジがトッピングされていました。
香りはまず複雑なフルーティー感、そしてほうじ茶とブレットバーボンの癖のあるアルコール感の複雑ながらの共演という感じで、味はフルーティーさのおかげでブレットバーボンのちょっと嫌味にも感じる部分が抑えられており、添えられているフルーツの変化が味にも影響を与えるおかげで複雑ながらも変化を楽しめる、美味しい&楽しいカクテルでしたね。
あとチャームも載せておきます。乾き物オンリーよりは楽しめる感じのチャームになっています。
3杯目は以前紹介したブリュードッグのローンウルフジンのジントニックです。
このジン自体がピーチ&パッションフルーツ味ということで、それのジントニックは割るだけでフルーティーなジントニックとなり、単純ながらも美味しいものでした。
4杯目は、のんびり飲みたいということもあり、ウイスキーを頼みました。
ウイスキーライフのブレンデッドウイスキー、カウボーイビバップのラベルのものです。
ラベルに興味が出て頼んだのは確かですが、これボトル自体を見てみると長濱蒸溜所が協力してリリースしているウイスキーなんですね。
調べてみるとなかなか面白い情報が載っていたので、抜粋していきます。
まずブレンデッドということで、複数の原酒が使われていますが、その構成というかコンセプトが明確かつ面白かったので、そこを抜粋すると、
<ウイスキーについて>
作中に登場するキャラクターにあわせた6種類の原酒を厳選し、『ビバップ号を中心に、個性豊かなメンバーたちが集まり旅に出る』というコンセプトのもと、長濱蒸溜所のブレンダーの手により絶妙にブレンディング。
<各原酒の特徴について>
・ビバップ号/悠久の時を刻んだ、30年熟成原酒
・スパイク/危険な魅力やタバコの煙を感じさせるエレガントでスモーキーなへビリーピート原酒
・フェイ/ミステリアスさや女性らしさを連想させるフルーティーな白ワイン樽原酒
・ジェット/男らしい剛健さや熟成感、落ち着きから中長熟のハイランドモルト原酒
・エド/天才的な頭脳と持ち前の明るさから煌びやかな長濱赤ワイン樽原酒
・アイン/個性的かつ可愛らしい、味としての情報量の多さを持ち合わせるオクタブサイズのウッディーな原酒
とまぁ、ネタにするには結構面白い感じになっていますね。結果をコンセプトに合わせたブレンドをするのではなく、まず原酒の時点からコンセプトを持たせて選択し、最終的にブレンドしているということですね。
テイスティングノートと私的コメントを併記していきます。
(テイスティングノート)
■カラー
鮮やかなアンバーカラー
■アロマ
トップノートではパインや切りたてのフレッシュな白桃。メープルを染み込ませたバゲット様の甘く優しいフルーティーな香りが引き立ち、時間経過と共に紅茶や茶葉、上質なシガー様のスモーキーかつ力強いモルティーなアロマ
■テイスト
口当たりは非常に穏やか。ワイン樽原酒使用によるクリーミーなバニラや、マスカット、心地よいタンニン様の爽やかなテイスト。
ミドルからアフターにかけオーク由来のウッディーさや、煙を帯びたスモーキーなアクセントが更に引き立ちモルティーな余韻も長く続きます
(私的コメント)
香り:華やかフルーティー、蜂蜜系の甘さ、うっすらスモーク、ちょっと樽感、ちょっとタバコ
味:程よい酸味、フルーティー、甘さ、ちょっとウッディ、うっすらスモーク
加水で樽感が増す
複雑でいろいろな角度から楽しめるウイスキーでしたね。ただ正直な所、複雑すぎて少々とっちらかった感が否めませんでしたが。
このあたりで次の店に行く時間にもなったので、ここで終了しました。
美味しいカクテル&ウイスキーをありがとうございました!
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