グレンリベット(一応オフィシャル)飲み比べ in 自宅 2022/7/2

glenlivetウイスキー
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これの前にバー主催でのグレンリベットのボトラーズボトルを含めてのブログ記事を上げましたが、それに触発されたのと、以前の感想と今で(瓶熟成等も含めて)違いがあるのかなということで自宅にある2019年頃に買ったオフィシャル12年、イリシットスチル、ライセンスドラムを飲み比べてみようかと思います。
とりあえず今のラベルの1つ前になるオフィシャル12年から。
香り:リンゴ感、シトラス系のフローラル感、多少甘い感じ
味:爽やか果実、程良い甘さ、嫌味じゃない樽感
この前の記事で現行ラベルのものと比較してみましたが、そう違った感じではないですね。そういった意味では、ここらへんオフィシャルの質の良さだなーと感じました。
で、次がイリシットスチル12年です。
香り:濃い目のフルーツ、うっすら樽感、ほのかに甘い感じ
味:綺麗な麦、フルーツ感強め、少々の甘さもあり、余韻は普通よりちょっと長め
これまた前に飲んだ時とあまりイメージが変わらない感じでしたね。そしてやはりバランス良いし、程良く濃いんですが、爽やかさもあり、それをひっくるめて飲みごたえみたいな感じで良バランスウイスキーだなーと感じましたね。そして濃さの差があれど、前のオフィシャルと似たような傾向だなと思いました。
そして次が問題。ライセンスドラム12年です。
これに関してはテイスティングノートの抜粋も含めて記載します。
香り:ソフトなピーチやストロベリージャムに、シナモンとジンジャーブレッドを想わせる香りが響き合う、温かみを感じる香り。
味わい:ハチミツ、バニラカスタード、ヘーゼルナッツ、甘草(リコリス)を想わせる味わいが見事に重なり合う。
フィニッシュ:スパイス香が続き、長くほんのりと甘いフィニッシュ。
そして私的コメント、
香り:こちらは樽感が強め、奥にフルーツとほんのり甘さを感じる。
味:嫌味じゃない蜂蜜系の甘さ、複雑味がちょっとあり、甘さの余韻。
イリシットが密造酒時代のもので、ライセンスドラムは政府公認蒸留所になった頃の味の再現らしいですね。
こちらはアメリカンオークとフレンチオークのヴァテッドらしく、全体的に濃いめに推移しますね。シェリー樽っぽい感じなのはフレンチオークの影響だと思われます。これに関しては爽やかというよりは、樽感ひっくるめて濃い目で悪くはないのですが、今までの2つに比べると微妙に方向性違う感じに思えるんですよね。これ購入当初の頃にも感じたのですが、なんかグレンリベットらしくないなー、と思ったのですが、飲み比べしてみて、爽やかさが足りないというか、リンゴ感が無いというのが、そう思った一番の原因じゃないかなーと感じました。ボトラーズだったら別の方向でも問題ないのですが、オフィシャルで度数もそんなに開きがないはずなので、そのイメージに引っ張られたんでしょうね。
前回といい、今回といい、やはりグレンリベットはバランス良く美味しいという感じで、スペイサイド系のモルトの基本っぽいというのが感想ですかねー。
しかし、今回も思いましたが、なぜ私はボトラーズのグレンリベットを買っていないのか。予算的に余裕があれば今後買う方向で行こうかと思います。

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