夕食後、まだ帰る時間ではないと思い、2軒目として馴染みのシスルさんに伺いました。
まずは1杯目、トップ画像のカクテルです。
フレッシュピーチシュラブ(ビネガーにフレーバー付けしたもの?)、アールグレイ、エルダーフラワーのブレンドで、香りは多少の酢の感じだが、そこにピーチのフルーティーと紅茶感とわかりやすい感じ。味はまずピーチの甘さがきて、その後に酢が来て、コクというかそれがアールグレイのそれかなという感じでバランス良く美味しいカクテルでした。
2杯目は、今世間でやっているクラフトラムコークフェスの開催に伴い、こちらでもいくらかのラインナップを用意されており、今回2種類を頼みました。
まずは1つめ、ラムオールドファッションドだそうです。
通常だったら複数のラムとクラフトコーラ「伊良コーク」との組み合わせなんでしょうが、アレンジ好きなマスターなので、素直なものではなく材料としては使ってるけどかなりアレンジされているものとなっていました。
クラフトラム、伊良コーク、スカーレット(日本産アマーロリキュール)、マンゴスチュラビターズ、ウニクム、コーヒーのブレンドによるオールドファッションドだそうです。
香りはこれだけ複雑にアレンジされたおかげで、どれかが飛び出すことなく、無臭ではなかったのですが、どれを強く感じるかと言われると返答に困る感じであり、味は苦味の方がメインかなぁという感じで、奥にうっすら甘さ、しっかりアルコール感もあり、コクも良く、ある意味面白く旨いカクテルとなっていました。ただ苦味を嫌う人には苦手かもしれませんね。
で、3杯目ですが、今度は普通にラムコークっぽく作ってもらったのですが、先程のレシピからウニクムを抜いて、あと比率を変えることで普通のラムコークっぽくしてあるというものでした。
(そしてこれに関しては写真を取り忘れました)
香りはコーラ強めに感じ、味もその名前の通りラムコークっぽくなっていました。
ウニクム抜くだけでここまで苦味無くなりますかと思いましたねー。そして美味しかったです。
お次はまぁウイスキーでのんびりということで、出てきたのがドラムラッドのミルトンダフ、10年、2011年蒸留、2022年瓶詰め、54.5度です。
公式のテイスティングノートの抜粋と私的コメントを。
(テイスティングノート)
香り:華やかなフローラルと優しいバニラ、レモングラスのハーブ香をとらえ、徐々にフレッシュな杏とミルクチョコレート。
味わい:ジューシーな蜂蜜、青いバナナ、ナッツ、僅かなバター感。温かで程よく輪郭があり、バランス良いボディ。
フィニッシュ:温かで繊細な伸び。淡い紅茶葉や干し草、乾いた若木の微かなビター感があり、白コショウのスパイス感が残る。
(私的コメント)
香り:キレイな樽感、度数の割にはちょっと強いアルコール感、ちょっぴりスパイシー、うっすら甘い感じ
味:バランスの良いウッディさ、フルーツというよりは蜂蜜寄りの甘さ、奥にスパイシーな感じ、余韻も程良く長い感じで、全体的にバランス良いウイスキー
こちらではさすがに前に飲んでいるカクテルの方向性がバラバラなので、普通に美味しいウイスキーを出してもらいました。
しかし、これの樽表記がフレッシュバーボンバレルって何ですか?バーボンバレルは普通にわかりますが、わからないのが「フレッシュ」の部分です。1stfillのこと?それとも違うの?という感じです。
まぁ樽情報はともかく、値段から考えると結構出来の良いウイスキーですね。特にどこか突出するわけでない良バランス型で、飲み疲れることなくゆったり飲めるウイスキーですね。
このボトラーズ値段がそんなに高くない上に、結構欲しい蒸留所のウイスキーを出してたりするので欲しかったりするのですが、ご多分に漏れず即売り切れするようなボトラーズなんで、こうやってバーで頼むしかないんですよねー。今のウイスキーの入手難状況どうにかなりませんかねぇ?
この日は結構雨強めだったので、ここらあたりまで客が少なかったのですが、さすがにそこそこ客が入りだしたので、ラストに定番のディスカバリーを飲んで本日の飲酒行為は終了となりました。
毎度ながら工夫あふれる酒の提供ありがとうございました!
コメント