今回は愛知県刈谷市のBarQuanz(バーカンシュ)さんに入荷されていたブレンデッドモルト、コンパスボックスのオーチャードハウス、1stBatchのボトルのレビューをしていきます。
コンパスボックスはイギリスに本社を持つボトラーズで、主にブレンデッドモルトをリリースしている所ですね。そのせいもあるからか、ネット上で見ていると意外にリーズナブルな価格だったりします。コンセプトに合うようであれば現在高価なシングルモルトを買うよりもお得かもしれませんね。
さて、このオーチャードハウスですが、コンセプトは
「コンパスボックスのオーチャードハウスは、ボトルデザインの果実のイメージ通り、リンクウッド蒸留所やクライヌリッシュ蒸留所などフルーティーな原酒のみを集めてブレンドしています。
フルーティーな味わいが特徴的なウイスキーとなっており、スペイサイドモルトが好きな人に向いています。
りんご、洋ナシ、パイナップル、いちごなどさまざまな果実のフレーバーが複雑に絡み合う銘柄です」だそうです。
それでは、今回のウイスキーのレビューをテイスティングノートと私的コメントを併記する形でしていきます。
(テイスティングノート)
リンゴや洋梨の芳醇な香りに、かすかなパイナップル、レモンにライムの皮といった爽やかな柑橘香、アールグレイティーを想わせるニュアンスが感じられます。
モルトとジンジャーの風味が漂よい、加えてハチミツや野イチゴにバニラが溶け込んだ味わいです。
(私的コメント)
香り:かなりフルーティー、ジンジャー系の刺激も感じる、ちょっと甘さ
味:甘さと酸味がバランスの良いフルーティーさ、ジンジャー系の刺激、ちょっとモルティ
かなりフルーティーな方向に寄ったウイスキーですね。かなり好みな方向性です。下手すると高価なシングルモルトを買って「これちょっと好みじゃない」という結果になるよりは、適度な価格で明確なコンセプトなこちらを買った方がお財布にも優しいのではないでしょうか。
ネットで調べてみると、構成的には
「リンクウッド蒸留所のファーストフィルバーボン樽39%
クライネリッシュ蒸留所のファーストフィルバーボン樽29%
ベンリネス蒸留所のファーストフィルバーボン樽20%
アベラワー村にある蒸留所のオロロソシェリー樽8%
ハイランドモルトブレンドのフレンチオーク樽2%
カリラ蒸留所のファーストフィルバーボン樽2%」
みたいのようですよ。
一応ピート系も混じっているようですが、ほとんど感じませんでしたね。
定番ブレンデッドもいいですが、こういった明確、かつ複数のコンセプトでブレンデッドされたウイスキーをリリースしているボトラーズを初めて?(おそらくボトルは見ているはずなのですが、じっくり飲んだのは今回が初だと思われます)ですが、結構好みだったので、今後買えるタイミングがあれば購入してみようかと思います。
素晴らしい出会いをありがとうございました!
では、今回はこれで!
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