今回レビューするのは、ノマド アウトランドウイスキーです。
ウイスキーをレビューする題材としては、やはりボトラーズの方が購入しようかなーと思う方への情報提供として有用なのでしょうが、現行物でもちょっと変わり種で普通の人が見たら「なにこれ?」と思えるものも情報提供すれば、生産者が頑張って作ったウイスキーの販売促進に繋がるのではと思いレビューをUPしようと思います。(この記事を書いている時点ではネット上ではまだ販売されているのを確認しました)
今回のこれはスペイサイド、ハイランド等の5年から9年熟成のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをスコットランドでブレンド、オロロソシェリー樽で3年、スペイン・ヘレスでペドロヒメネスシェリー樽で1年熟成という越境(アウトランド)ウイスキーだそうです。
公式のテイスティングノートが見当たらないので私的コメントのみのとなります。
香り:ほどほどウッディ、ほんのり甘い香り、良バランス系で嫌味な感じは無くとっつきやすそう
味:うっすらウッディさがあるが、基本的には甘さの方が強い、蜂蜜系の甘さ、複雑さはそんなに無い、余韻もあまり長くない。加水しても甘さ優先でちょっと余韻が長くなる程度。
価格も4000円台ということで、デイリーで安酒をハイボール等に使いまくるような価格帯というにはちょっとお高めですが、ボトラーズボトル?万円とか言われても平気で出せる人だったら気軽に使っちゃうかなーという価格帯ですね。
これを勧められる人は基本甘い酒を好む人相手ですね。シェリー系なんですが、あからさまにシェリー系か?と思えるほどでも無いので。
ただストレートで飲むというよりは、ハイボールとかでうっすら甘いハイボールという感じで飲んだ方が良いかも、というのが私の感想ですかねぇ。正直ストレートで飲んでも変化を楽しめる感じではないように思います。
この価格帯と味と知名度ですと、オーセンティック系のバーでバックバーにあるかは微妙な感じですので、興味を持たれた方はバーで探すよりは通販で買った方が手っ取り早いかもしれません。
しかし、わざわざ越境させてまで作るという発想は面白いです。結果はともかくとして。
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