ePower 15周年&ウイスキーラバーズ名古屋記念 ウィルソン&モーガン カスクストレングスコレクション ダルユーイン 2007年蒸留 15年 55.3度のレビューです

ウイスキー
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今回は、3年ぶりに開催されたウイスキーラバーズ名古屋にてePowerさんが自身の15周年の記念とコラボした感じでリリースされたダルユーインのレビューをしていきたいと思います。

ウイスキーラバーズ名古屋は某ウイルス絡みの騒ぎのせいで中止が続き、2023年1月に3年ぶりに開催された愛知県でのウイスキーイベントでも最大級のものであり、約3500人が来場されたイベントですね。ここに各蒸留所や輸入代理店、メーカー、それに加えてマニアをも唸らせるバー、ウイスキーを使った食べ物や、ウイスキーに合わせやすい食事を提供してくれるお店がブースを出してイベント内にて紹介や試飲、販売をしていました。
その中で、今回のウイスキーはePowerさんは自身の15周年とイベントに合わせて、自社の設立年に蒸留されたダルユーインを販売されました。会場内でも販売されており、私はブースで試飲した上での購入となりました。
この記事ではあらためてゆっくり味わって記事を作成していきます。

さて、公式のテイスティングノートと私的コメントを併記していきます。
(テイスティングノート)
最愛のスペイサイド蒸留所のシングルモストのドライなスパイシーさは、ペドロヒメネスバレルでの2年間のフィニッシュでさらに引き立っています。とても興味深いことに、PXシェリーの甘いワイン樽であるにも関わらず、仕上がりは予想よりもドライになりました。その香りからもわかるようにワイン感は強くなく、ほんのりバルサミコと砂糖漬けオレンジピール、そしてブーケの明るい香りと古い図書館のような重厚な香りでダンスをしているようです。穀物や小麦も顕著で、口に含むとやや渋みがあり、熟した桃とアプリコットのようなより甘い側面がバランスを取り、最後に不思議なトーストの香りがします。フィナーレは特にペッパー感とドライさ、そして活気に満ちています。
(私的コメント)
香り:PXシェリーの割にはシェリー感をあまり感じない、フローラル、酸、ちょっとスパイシーさも感じる
味:ちょっと酸味よりのフルーツ、程よい甘み、フローラル由来の華やかさ、余韻にスパイシーさを感じる

結構素直に感じれるウイスキーに仕上がってますね。私が今まで飲んできたダルユーインですと、あまり特徴的なものを感じないバランス型のものが多かったのですが、(当然変わった樽を使ったものは別ですが)これはスペックを考えると結構特徴的であり、コメントでも書いた通りPXシェリーのフィニッシュが良い影響を与えているにも関わらずあからさまなシェリー感を感じさせない、面白くも美味しい仕上がりになっていますね。
価格も今どきの高騰気味の値段の中では比較的リーズナブルだったので、即決で買いましたが、後で考えても良かったと思える買い物でしたね。

このウイスキーをリリースしてくれて、かつ普通に売ってくれたe-Powerさんに感謝を!
今回の記事はここまでです。

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