Bar BARNS(バーバーンズ)さん 20周年記念ボトル ボウモア BOWMORE 1996年蒸留 21年 47.4度 信濃屋コラボボトルのレビューです

ウイスキー
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今回は愛知県名古屋市のBarBARNS(バーバーンズ)さんの20周年記念ボトルであるボウモア、1996年蒸留、21年物、47.4度、信濃屋さんとのコラボボトルのレビューをしていきます。

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20周年記念ボトルが結構な数リリースされていますが、フレーバーイラストではなくアートラベルなのは久しぶりではないでしょうか。ネット上の情報の抜粋をすると、
「今回のオリジナルラベルは、アールデコの時代に描かれた、「人魚伝説」からセイレーンラベルを起用しました。液体が注がれてから時間が経つにつれ、アイラの海煙が解けていき魅力的な柑橘のフルーティーさが現れる。20年後の新たな航海を見送るセイレーンの美しい歌声のようなボウモアです。」
だそうです。
では、テイスティングノートと私的コメントの併記をしていきます。
(テイスティングノート)
香り立ちは穏やか。海の波しぶき、完熟した日向夏やグレープフルーツ、青いマンゴー、乾いたモルト、優しいピートスモーク、スイカズラやレモングラス。レモンとタイムが添えられたオイスター、次第に熟成したアイラモルトらしいスモークとフルーツは混ざり合った香り
に変わる。
口に含むとバランスが良く、アイラのスモーキーさ、ややオイリー、日向夏、グレープフルーツが広がりソルティーな余韻。
注がれてから時間をかけて飲むことで、徐々に煙に解放されていき、ボウモアらしいフルーティーさがより際立っていく。
(私的コメント)
香り:程良いピート&スモーク、ソルティ、レモンみたいな柑橘系の酸、ハーブ感もあり
味:スモーキー、ちょっとオイリー、柑橘系フルーツ、強めの酸味、時間経過でスモーキーが気にならなくなった
アイラ系ウイスキーの中でもフルーティー寄りであるボウモアですが、このボトルはともかくレモン系の柑橘が特徴的なウイスキーでした。
ちょっと調べてみましたが、どうもこの特徴は90年代蒸留のボウモアによくある特徴のようです。このボトルは見事にその特徴に合致しており、私のウイスキー飲みの経験の中で、ここまでキレイに柑橘系が出ているボウモアを初めて飲みましたね。
アイラ好きの方でもピート&スモーク強めなのが好きな方に、ここまで柑橘系が強めのボウモアを好んで飲めるのか聞いてみたい所ですね。そこまで柑橘系が特徴のウイスキーでした。逆にアイラ系ほとんど飲まないという人にお勧めできるんじゃないかな?と思えるほどピートとスモークが気にならないウイスキーと思えました。まぁこれを飲んで「これがアイラ系ウイスキーだよ」と断言は出来ませんがね。

小ネタとしてマスターと、このウイスキーに関しての会話をしていて、このウイスキーですが、信濃屋さんがこの樽の半分くらいをリリースした後、残り半分くらいをバーンズさんとのコラボというか20周年記念ボトルのために瓶詰めしてくれたとのことです。ありがたいことですね。

相変わらず美味しいウイスキーをリリースしてくれるバーンズさんに感謝を!
今回はここまで。

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