2023年12月23日に愛知県名古屋市のBarfinch（バーフィンチ）さんに、年末の挨拶を兼ねて伺いました。
まずは夕食の余韻が口の中に残っていたのでタリスカーのハイボールを頼みました。
ピート系のウイスキーを使ったのはかなり久しぶりでしたが、ライトピートな感じで良かったですね。
2杯目はA.D.RATTRAYのインチガワー、2001年蒸留、16年、56.4度を頼みました。
今回はフルーティー系でというオーダーに対し、出てきたものです。
これに関してはテイスティングノートと私的コメントの併記でいきます。
（テイスティングノート）
香りは上品なバニラ、洋梨、ライトな柑橘、海岸線、ボディはバニラ＆ハニーから塩、レモン柑橘、フィニッシュは大人ビター、海岸の潮っぽさが心地よく続く
（私的コメント）
香り：酸系フルーツ、バニラ甘さ、うっすらソルティ
味：華やかフルーツ、酸、バニラ甘さ、うっすら樽感、うっすらスパイス、うっすらソルティ
程よくフルーティーで、バランス良く、かつ他の要素もアクセント的にあって結構美味しかったですね。おまけに加水すると更に華やかな感じになって、好みの方向でありましたね。
3杯目は、2杯目をさらにフルーティーにした感じのラダーさん絡みのプライベートボトルのインチガワー、1998年蒸留、23年、52.3度を頼みました。
これはオフィシャルの説明を抜粋すると、
「今回、高田馬場の名店・Bar SALVAdORのオーナー鈴木氏と盟友であるClub QingのAaron Chan氏が厳選した1樽がインチガワーの1998年蒸留の原酒。
CLUB QINGの人気シリーズ「Scary Tale」でもシスターカスク#9992がリリースされ、高い評価を得ている。
今やボトラーでも入手が難しくなっているスペックから今回は同時リリースでTHE MASH TUN TOKYO向けの#9997も用意されており、CLUB QINGのコネクションの強力さを感じさせる。
両店のマスターとAaron氏、弊社の4者で一致したインチガワーの長熟レンジはモルトシーンに驚きを与え、今後のリリースへの１つの指針となるだろう。
いずれも輪郭のあるフルーティーさを携え、このスペックへの羨望をさらに強くさせる。
また、それぞれの個性も異なり、今後の長熟インチガワーのポテンシャルに期待を膨らまさせる存在だ。」
とありました。
これに関してもテイスティングノートと私的コメントを併記していきます。
（テイスティングノート）
色合いはゴールド。
味わいは全体的に白桃やアプリコットとバニラクリーム、白檀や檜樹皮といったウッディ感もあり、わずかなメンソール。
アイリッシュウイスキーに見られるトロピカルフレーバーやオールドボウモアの片鱗も合わせ持ちます。
加水すると、甘味がやや増えていきます。優しく滑らかな、素晴らしいインチガワー。
（私的コメント）
香り：華やか系フルーツ、酸、バニラ甘さ、うっすらハーブ
味：トロピカルフルーツ、バニラ甘さ、酸、ちょっとハーブ、うっすらウッディ
2杯目より更にフルーティー感が増し、私の好みの1つであるフルーツ爆弾系に近い感じになっており、すごく好みの味でありましたね。ただ提供時点でかなり開いている感じのものだったので、口開け時だったらここまで高評価になってたかなぁと思いながらも、かなり堪能した1杯でしたね。
4杯目は、さすがに同様の方向性だと飽きるので、違う方向性ということで出てきたベンベヴィス、BatchNo.1、2008年蒸留、10年、62.4度です。
これに関してはちょっと素直にテイスティングノート的なものが見つからなかったので、私的コメントだけです。
（私的コメント）
香り：程よいシェリー、樽感、砂糖系の甘さ、ダークフルーツ
味：バランスシェリー、ワイン感、バニラ甘さ、ダークフルーツ
これシェリー樽とワイン樽のヴァテッドなので、シェリー系の濃さもありつつ、ワイン感もあるが全体的に濃いめの複雑系でしたね。流れとしては悪くなかったですね。
5杯目は、そろそろ締めかなーと思ったのですが、いつものディスカバリーかと思ったら、どうもリキュールが切れてたようで、代理的なものという意味で甘い＆アルコール度数低めなカクテルでもと思ったら、即興アレンジのものが出てきました。
チョコレートリキュール、ミルク、フランジェリコのブレンドで、まぁ穏やかにちびちにと締めっぽくデザートとして飲めましたね。
ここいらで電車の時間を気にしてもいい時間になったので、ここで終わりとし、年末の挨拶を交わして終了となりました。おいしいウイスキー等をありがとうございました！
今回はここまで！
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