2024/12/7-8-14-15 The Whisky-Crew & Whisk-eさんテイスティング会 in 愛知県名古屋市BarBARNS(バーバーンズ)さん会場

ウイスキー

2024年12月7日、8日、14日、15日に愛知県名古屋市のBarBARNS(バーバーンズ)さんの店舗を会場にしてThe Whisky-CrewとWhisk-eさんのテイスティング会が開催されました。その時の酒を記事にしていきます。
毎年開催されている会ですが、結構ありがたい会なんですよね。飲んだ後に自分が気に入ったもので、かつ在庫のあるものであれば、主催サイドの人たちに直接注文(本数限定の場合は抽選に参加)できる会であるのが本当にありがたいです。

では、早速出てきたウイスキー等を簡単にレビューしていきます。
1.バリンダロッホ、ヴィンテージリリース2015、50.0度
香り:濃いフルーツ、フローラル、蜂蜜系の甘さ
味:バニラ甘さ、フルーツ、華やか、ちょっと酸、ちょっとスパイス
初の日本市場向けのボトリングだそうで、結構良い感じに華やかで濃い、美味しいウイスキーでした。
2.スプリングバンク、10年、46.0度
香り:フローラル、ソルティ、フルーツ
味:ソルティ、フルーツ、酸、綺麗系シェリー
酒販店系でもなければ定価で購入できないでしょうし、一般人はプレミアム価格でしか市場では買えないであろうオフィシャルのウイスキーですね。普通に美味しかったです。
3.ダフトミルサマーバッチシリーズ、12年、46.0度
香り:バニラ甘さ、ジャム、甘い系フルーツ
味:フルーツ、バニラ甘さ、ちょっと酸、ちょっとスパイス
甘さ寄りのウイスキーでしたが、結構複雑味があって良かったです。
4.オーヘントッシャン、1998年蒸留、22年、46.5度
香り:綺麗系酸味フルーツ、ちょっとフローラル
味:フルーツ、酸、甘さ、ちょっとコクっぽさ、うっすらスパイス
過去のテイスティング会にも出てきたウイスキーですが、バランスが良かったですね。
5.サマローリ、ダイヤモンド(ブレンデッドモルト)、45.0度
香り:フローラル、フルーツ、うっすらウッディ
味:フルーツ、酸、甘さ、ちょっとコクっぽさ、うっすらウッディ、うっすらフローラル
グレンキース1993、フレントファース1996のヴァテッドだそうで、度数の低さもあって構成要素が感じ取れやすいウイスキーでした。
6.ブロッサムズ、ノースブルティッシュ、1988年蒸留、35年、48.0度
香り:穏やかフルーツ、うっすらウッディ
味:穏やかフルーツ感、蜂蜜甘さ、ちょっとウッディ、スパイス
ラベルが特徴的かつ長熟なブロッサムズシリーズの1本です。現在ですと1988年蒸留のウイスキーはそれなりに貴重なものなので、それなりに高価ですが、飲めるだけでもありがたいですね。
7.長濱、2018年蒸留、5年、55.7度
香り:モルティ、籠もったシェリー感、甘さ、ワイン感
味:穏やかシェリー、モルティ、甘さ、ワイン感、酸
PXシェリーカスクのおかげで、結構特徴的な感じになっていて美味しかったです。
8.あかし、2018年蒸留、4年、62.0度
香り:ウッディ、シェリー、ビター感
味:ちょっとウッディ、シェリー、砂糖系の甘さ、酸
去年も出ていたものですが、ジャパニーズ系のバランスにオロロソのそれで特徴的でしたね。
9.秩父、2011年蒸留、7年、58.5度
香り:フルーティー、甘さ、ちょっと酸
味:甘さ、フルーティー、うっすらウッディ、酸
2021年にTWC初リリースの秩父で、2011年にも飲んでいるものですが、今の秩父とはちょっと趣が違う感じで、フルーティーさ寄りの好みの味でしたね。
10.秩父、2016年蒸留、7年、64.0度
香り:スモーク、ピート、麦、コク、フルーツ
味:スモーク、ピート、フルーツ、酸、モルティ
こちらも秩父で飲み比べみたいになりましたが、ピート系という個性が加わったことで方向性の違いによりここまで違う印象になるという体験が出来ましたね。
11.グレンマレイ、2012年蒸留、10年、59.0度
香り:穏やかリンゴ、紅茶感、甘さ
味:濃いリンゴ感、甘さ、フルーツ、紅茶感、コク
2023年にも出てきたものですが、フルーツと甘さというわかりやすい感じの味で美味しかったです。
12.グレンキンチー、2008年蒸留、15年、54.1度
香り:バランスフルーツ、甘さ
味:濃いフルーツ、蜂蜜系の甘さ、穏やかな感じ、ちょっとウッディ
バランス良く美味しかったですね。
13.ベンリネス、2007年蒸留、15年、56.7度
香り:モルティ、甘い系フルーツ、ちょっとフローラル
味:モルティ、砂糖系の甘さ、フルーツ、華やか、酸、ちょっとスパイス
複雑味のあるバランスの良い、美味しい味でしたね。
14.グレントファース、1997年蒸留、22年、47.6度
香り:フルーツ、ちょっとハーブ、甘さ
味:フルーティー、ちょっとハーブ、甘さ、ちょっとウッディ、酸
2021年にも出てきていたものですが、度数の低さもあって素直に味わえる美味しいウイスキーでした。
15.アルケミエミカンフラワージン、45.0度
香り:ミカン、ちょっとグラッシー
味:ミカン、ちょっと青っぽさ
今回唯一のジンであり、素直に味わえるジンでしたね。
16.BB&Rリンクウッドクリスマスエディション、2010年蒸留、12年、49.2度
香り:甘いシェリー感、ちょっとウッディ、フルーツ
味:甘いシェリー感、フルーツ、ちょっとウッディ、ちょっとハーブ
BB&Rってこういった特別なエディションをリリースしてるのを初めて知りました。そしてソーテルヌカスクのリンクウッドも初めてかな。きれいに影響出てて美味しかったです。
17.グレンアラヒー、15年、46.0度
香り:赤ワイン、シェリー、フルーツ
味:シェリー、赤ワイン感、甘さ、フルーツ、ちょっとウッディ
味も複雑だし、樽の影響も結構複雑でしたね。
18.グレンアラヒー、21年、バッチ5、21年、49.2度
香り:甘いフルーツ、コーヒー
味:砂糖系の甘さ、フルーツ、シェリー、華やかな感じ、酸
こちらは甘さ寄りのシェリー系で、年数の絡みもあってか芳醇な感じで美味しかったです。
19.グレンアラヒー、2009年蒸留、15年、57.6度、PXシェリーホグスヘッド
香り:シェリー、砂糖系の甘さ、ちょっとウッディ
味:シェリー、砂糖系の甘さ、ちょっとウッディ、フルーツ、うっすらスパイス
シェリー系ですが、結構バランス良かったですね。
20.グレンアラヒー、2006年蒸留、17年、59.9度、PXシェリーホグスヘッド
香り:濃いシェリー感、フルーツ、甘さ、ちょっとハーブ
味:シェリー、砂糖系の甘さ、ちょっとウッディ、フルーツ、うっすらハーブ
こっちは結構濃いめのシェリー感でしたね。
21.グレンアラヒー、2005年蒸留、18年、60.2度、オロロソシェリーパンチョン
香り:綺麗なシェリー、フルーツ、甘さ
味:綺麗系シェリー、甘さ、酸、フルーツ
こちらは結構綺麗めシェリーでしたね。
22.ブナハーブン、2014年蒸留、6年、55.3度
香り:ピート、スモーク、ちょっとフルーツ
味:ピート、スモーク、フルーツ、甘さ、酸
2021年にも出ていたものですが、結構わかりやすいピート系ウイスキーでしたね。
23.カリラ、2016年蒸留、7年、58.2度
香り:ピート、スモーク、ちょっとハーブ
味:ピート、スモーク、フルーツ、ちょっとソルティ、ちょっとハーブ
このカリラ、結構複雑で美味しかったですが、私の知っているカリラっぽい感じではなかったような気がしました。
24.キルホーマンファウンダーズチョイス、2017年蒸留、6年、59.2度
香り:ピート、スモーク、爽やかフルーツ
味:ピート、スモーク、甘さ、酸、フルーツ
ピート系ですが、複雑さも感じられる良いウイスキーでしたね。
25.キルホーマン、2010年蒸留、11年、54.1度
香り:ピート、スモーク、ちょっとフルーツ、ちょっとフローラル
味:ピート、ちょっとスモーク、フルーツ、甘さ、ちょっと酸
ピート系の中にもフルーツを感じられるウイスキーでした。
26.レダイグ、2008年蒸留、14年、60.5度
香り:スモーク、ピート、ソルティ、ちょっとモルティ
味:スモーク、ピート、ソルティ、モルティ、甘さ、ちょっとフルーツ
ピートと潮気の共演が良かったです。

今回は総数26本!主催サイドの頑張りに感謝しかありませんね。
毎年、人気のテイスティング会ですが、来年もまた開催されるそうなので、気になる人はバーンズさんのHPかSNS等でチェックしておくと参加できるかと思います。(ただここ最近はウイスキー関連のイベントが各地で多く開催されているので、それと日程がぶつかる可能性もあるかもしれませんが、どっちに参加するかはその人次第ですかね)

主催してくれたウイスク・イーさんとバーンズさんに感謝を!
美味しいウイスキーをありがとうございました!
では、今回はここまで!

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