2023/11/12 SMWS ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ テイスティング会 in 愛知県名古屋市BarBARNS(バーバーンズ)さん

ウイスキー

2023年11月12日に愛知県名古屋市のBarBARNS(バーバーンズ)さんで開催されたSMWS、ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティさんのテイスティング会の様子を記事にしていきます。
いつもならば土曜日日曜日の2日開催、4部制で開催されているのですが、今回は店側の都合ですかね?日曜日だけ、2部開催となっていました。
今回はソサエティ本部40周年ということもあって、始めの方にある創業年に合わせた1、9、8、3のラベルのウイスキーは記念ボトルですね。コード的にも揃えているあたりは意図的ではありますね。この記事作成時(2023/11/12)ではまだ販売されていませんが、会員であれば購入可能ではありますね。
ちょっと前にSNSキャンペーンでもプレゼントにもされていたと記憶しています。

今回は無料8本、追加料金支払で6本という構成になっていました。
では、出てきたウイスキーをリストにして、感じた順番にコメントしていきます。
1. 1.283、グレンファークラス、2013年蒸留、10年、50.7度「Happy in a hippy shop / ヒッピーショップで幸せになる」
香り:ワイン感、ウッディ、砂糖系の甘さ、フルーティー
味:酸、砂糖系の甘さ、スパイス、ハーブ、フローラル
1のラベルのウイスキーで、かつソサエティの登録番号1番ということで、いろんな意味で初めの蒸留所のウイスキーでありますね。
2. 9.275、グレングラント、2003年蒸留、19年、60.9度「Intricacy / 複雑さ」
香り:フルーティー、フローラル、酸、ちょっと甘さ
味:うっすらスモーク、ソルティ、フルーティー、甘さ、ちょっとハーブ、オイリー
3. 8.43、タムデュー、2015年蒸留、7年、61.4度「Shaded by flowers / 花の陰に」
香り:ウッディ、土っぽい、うっすらコーヒー感、うっすら甘さ
味:砂糖系の甘さ、酸系だけど濃いめのフルーツ、ちょっとワイン感、スパイス
4. 3.349、ボウモア、2004年蒸留、18年、57.9度「A whirlpool of happiness / 幸せの渦」
香り:フローラル、ピート、スモーク、ちょっと甘さ、酸
味:砂糖系の甘さ、ピート、ハーブ、砂糖系の甘さ
以上の4本が写真にある創業年の1983年の特殊ラベルのウイスキーですね。
5. 19.83、グレンギリー、2003年蒸留、19年、52.3度「From Vienna to Athens / ウイーンからアテナへ」
香り:リンゴ、レーズン、レモン、ちょっと甘さ
味:程よい甘さ、フルーティー、酸、ちょっとフローラル、うっすらハーブ
こちらはテイスティング会限定のボトルであり、一般販売は無しとのことですね。
6. 1.285、グレンファークラス、2011年蒸留、11年、63.4度「Afternoon tea party / アフタヌーンティーパーティー」
香り:程よいシェリー感、濃いフルーツ、ウッディ、甘さ
味:キレイなシェリー感、蜂蜜系の甘さ、紅茶感もあり
7. 157.1、アルモリック、2014年蒸留、8年、60.8度「Toasty, roasty and oaky / トースト香、ロースト香、樽香」
香り:程よいシェリー感、ハーブ、ちょっと甘さ、ちょっとフローラル
味:砂糖系の甘さ、ウッディ、コク、ちょっとフローラル、全体的にバランス型
アルモリックというフレンチウイスキーで、ヴァレンギエム蒸留所で生産されているウイスキーですね。フランスのウイスキーとしては最大手らしいです。そこの初のソサエティから出たウイスキーとなります。
8. 158.1、YUZA、アンピーテッド、2019年蒸留、3年、61.2度「Shirley Temple and grown-up limeade / シャーリーテンプルと大人のライムエード」
香り:柑橘フルーツ、酸、フローラル
味:フルーティー、ハーブ、酸、甘さ、うっすら苦味っぽい感じもあり
そしてソサエティ初が2連チャンで続きますが、遊佐蒸留所のウイスキーの初物が来ましたね。なんかのきっかけがあったんですかね?新興蒸留所の中では結構早めに採用ではないかと思います。

ここまでが基本料金だけで試飲できるものであり、以下のものは追加料金を支払うことで飲むことの出来るウイスキーとなります。
9. RW3.7、ニューヨーク蒸留所、2016年蒸留、5年、58.2度「Chocolate habanero / チョコレート・ハバネロ」
香り:フローラル、フルーティー、タバコ感、コーヒー感
味:コーヒー、フルーツ、フローラル、なんか滑らか感
珍しいライウイスキーですね。
10. 9.269、グレングラント、2008年蒸留、14年、57.5度「Fresh and floral, sweet and silky / フレッシュでフローラル、スイートでシルキー」
香り:フローラル、酸、レモン、蜂蜜系の甘さ
味:チョコ、レモン、酸、スパイス、なんかドライ
11. 5.127、オーヘントッシャン、2003年蒸留、20年、57.0度「Ripples in a rainbow / 虹の波紋」
香り:フルーツ、砂糖系の甘さ、ハーブ、ジンジャー、ウッディ
味:ハーブ、砂糖系の甘さ、フルーティー、デザート感
東京パークホテルの周年記念ボトルだそうで、結構良い感じでした。

12.の55.84と13.の55.86は以前の記事で紹介しているので、ここでは省略します。

14. 33.140、アードベック、2007年蒸留、16年、60.7度「The Spaniard the American and the Ileach / スペイン人、アメリカ人、アイリーチ人」
香り:ピート、スモーク、燻製香、スパイス、こげ感
味:ピート、シェリー感、酸、コーヒー、蜂蜜系の甘さ、チョコ感
アードベックのスパニッシュオーク、オロロソ樽のシングルカスクというかなり珍しい物です。ピート系ながら結構複雑で、かなり美味しかったですよ。(一応2023年11月24日発売予定ですが、今の状況においてアイラ系ウイスキーでこの熟成年数、珍しい樽構成なんで、言わずともわかりますよね?買える人は覚悟して買ってください)

今回は本数こそ少ないですが、経験としてはかなり良いものとなる会となっていましたね。
初登場の蒸留所も2本あり、アードベックの珍しい物が飲めたなど、そういった意味ではアタリの回だったのではないでしょうか。こういった時が思いがけずあるので、私としては毎回必ず参加するんですよね。
次回の内容が、今回のように珍しいものづくりということは保証されませんが、ソサエティの会員でなくても参加できますので、この記事を見て「参加したい」と思うようであればバーンズさんの店舗で聞くか、ホームページをチェックして参加してみてください。結構良い経験になると思いますよ。
では、今回はこれまで!

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