今回は愛知県刈谷市のBarQuanz(バーカンシュ)さんでお勧めされた、ラダーさんのプライベートボトルとしてリリースされたトリックスターのシリーズ第7弾であるリンクウッド11年のレビューをしていこうと思います。
トリックスターシリーズとして結構な数リリースされているようですが、メーカーの紹介文を抜粋すると、
「TRICKSTER」とは神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する存在である。往々にしていたずら好きとして描かれ、善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴であり、文化英雄であると同時に、一面的な定型には収まらない存在である。
若い原酒であるが、完成されている。ハウススタイルとは異なるがクオリティが高い。など、二面性と驚きのある原酒にスポットライトを当てた、まさにボトラーズブランドとしての醍醐味を味わってもらうべく生まれたTHE ULTIMATE SPIRITSの新たなシリーズである。
とあります。
後で文章にはしていますが、リンクウッドのオフィシャルのスタイルとは違った感じでしたが結構美味しかったです。最近のウイスキーの価格事情からすると熟成年数にしては結構お値打ちな価格で販売されていたのにも好感が持てますね。
では、味の感想をテイスティングノートと私的コメントの併記でしていこうと思います。
(テイスティングノート)
【香り】ドライ、ホワイトペッパー、ジンジャー、力強い新木系のウッディなスパイス。奥から、蜂蜜、オークとバニラの優しい甘さが時間をかけて広がりを見せる。
【味わい】大麦糖、砂糖漬けの果物、フルーツキャンディー、青リンゴ、メロンソーダ、ライチのシャーベット。若さを感じさせつつも、溌剌とした甘酸っぱい果実の香味が印象的。
【フィニッシュ】生姜せんべい、柑橘皮の砂糖漬け、万願寺唐辛子、柚子胡椒、山椒。果実の甘さを残しつつも、ドライでスパイシーに続く。
【コメント】トップノートでは、その若さと力強いウッディなスパイスを感じる分、口に含んだ時の溌剌とした甘酸っぱい果実の香味が安心感を与えてくれる。数滴の加水により、ドライでスパイシーな香味が一気に和らぎ、麦芽の甘さとライチが顕著に表れる。加水による変化にとても幅があるため、ロックや水割りでも広く楽しめる1本。
(私的コメント)
香り:ペッパー、ジンジャー、ウッディ、全体的にドライな感じ
味:麦、砂糖系の甘さ、フルーティー、酸、余韻は普通でスパイスやジンジャー系の刺激的な感じ
口開け直後だったこともあり、結構強めな刺激のような味わいになっていたようですが、それでもテイスティングノートにある要素は感じられるぐらいには素直な味わいでしたし、美味しかったですね。
リンクウッドのオフィシャルがフルーティー寄りの柔らかめなバランス型と記憶しているので、これの味わいは確かに違っていて二面性という意味では合っていましたね。
これならば以前の同シリーズも飲んでみたくなるというものですね。
今回もまた、良い経験値をありがとうございました!
では、今回はここまで!
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