2023年12月23日に愛知県名古屋市のBarThistle（バーシスル）さんに年末の挨拶ついでに伺った時に飲んだ酒を記事にしていきます。
私はバーに本格的に行きだしてから馴染みなったバーにはお世話になったという意味も兼ねて年末又は年始に挨拶をしにいくという習慣を行っていたりします。バーのマスターに聞いたら「やっている人がいないわけではないが、同業者あたりが多いですねぇ」なんて言われていたりしますね。まぁ自己満足なんでこれからもやめる気はありませんが。
まずはトップ画像の「サスティナブルな大人の蜂蜜レモン」です。
タンカレーNo.10、濃縮スパイストニックウォーター、ジンジャーハニー、カルピス、サスティナブル蜂蜜レモンウォーターのブレンドで、香りはジンジャー、レモン、蜂蜜、スパイスの順で感じ、味はスパイス、蜂蜜、レモンの順で感じ、ちょっとすっぱめながらもさっぱり飲める良いカクテルでしたね。
ちなみにサスティナブルと付いている理由は、普段使用している材料の中で余りがちなトニックやスパイス、ゴミとなるレモンの皮等を再利用して副材料を作成し使用している点ですね。確かに他のバーでも作成の工程等見ていると生物とか炭酸の弱くなったものとかの廃棄の場面を見たりしますので、その無駄になる物を使うという選択肢はありなのではないでしょうか、と思いましたね。
2杯目は「Flene フレーネ」です。
ジャスミンリキッド、ベルガモットリキッド、レモン、白檀、パロサント（南米の香木）、炭酸のブレンドですね。パロサントは燻して液体を入れる前のグラスに香り付けという形です。
香りは木、白檀、ジャスミン、ちょっと焦げ感とかなり複雑な感じで、味は華やか系フローラルメインで、白檀、ジャスミン、レモンですっきり目で美味しかったですね。
3杯目は「ベルガモットサイドカー」ですね。
ベルガモット、コアントロー、ブランデー、レモンのブレンドですね。
香りはブランデーのコクっぽさ、レモンで、味は柑橘（ベルガモットか？）、ブランデー、レモンでわかりやすい濃さと柑橘感で美味しかったですね。
4杯目はゆっくり飲もうとウイスキーを頼みました。写真のTheNymphのGrayGhost（グレイゴースト）、1991年蒸留、31年、45.7度です。
グレイゴースト？なにそれ？ティースプーンモルト？マイナー蒸留所？と思いきや単なるシークレットスペイサイドで蒸留所の表記部分をオリジナル表記した感じですかね。
T&T TOYAMAさんが展開するプライベートボトルで、このシリーズは、
「泉や川に美しい精霊ニンフが住むように、美味しいウイスキー樽には美しい精霊が宿るのではないか。「The Nymph（ザ・ニンフ）」はそんな思いから生まれたプライベートブランドです。」とありますね。
これに関してはテイスティングノートと私的コメントを併記していきます。
（テイスティングノート）
●香り
柔らかい香り立ち、黄色い菊の花、蜂蜜、蜜蝋、スライスアーモンド、みかん、よく乾燥したオーク材、グレープフルーツゼスト。
●味
柔らかく穏やかな口当たり、ワクシーさを伴うまろやかさ、みかん、蜂蜜、蜜蝋、スライスアーモンド。後口は穏やかで、すこしのグレープフルーツゼストが舌の上で持続する。
●総評
蒸留所は完全に不明の長期熟成シークレットスペイサイド。
黄色い菊の花のような香りとワクシーさ、そしてグレープフルーツゼストな要素と長期熟成により完成度の高さを感じる一本。
（私的コメント）
香り：麦感、ちょっと濃い目のフルーティー、酸、ちょっと砂糖系の甘さ
味：バニラ系の甘さ、麦、穏やかフルーツ、加水でちょっと酸、スパイス感、余韻は長め
開封からそんなに時間たってないそうですが、結構美味しかったです。ただスペイサイドにありがちな感じがメインなので、蒸留所の特定はほぼ無理じゃないかなーと思いましたね。ただ素直に美味しい感じなので、経験としてはありかと思います。
5杯目は「ホワイトグラスホッパー」ですね。
本来のグラスホッパーならばミントリキュールの緑色になるんですが、これに関してはクリーム＆カカオニブを強めにすることで、この真っ白＆チョコっぽい外観のカクテルになるわけですね。
香りはカカオ全開、味になるとクリームのミントの共演になって、ある意味不思議なカクテルになり、美味しかったんですが、結構面白い感じもありましたね。マスターとの会話で「ホワイトチョコのアレンジも試したいですね」と言っていたので、下手すると今のバージョンが無くなる可能性もあるので、この記事を見て飲みたいと思った人は早めに行ってみてもいいかもしれませんね。
この日は年末挨拶で最低限2軒行く予定だったので、ここいらで終了とし、次の店に行くことにしました。今回も美味しくも面白いカクテルをありがとうございました！
では、今回はここまで！
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